帝国劇場で滝沢秀明主演の舞台「新春 滝沢革命」の公演が元日にスタートした。1月3日、同劇場で「新春 滝沢革命」昼公演後に会見が行われ、滝沢と中山優馬が出席した。
ことしで4年目を迎える同舞台は、'09年から帝国劇場で元旦開幕が恒例となっており、ジャニー喜多川氏がギネス世界記録認定後の初公演。古代の紀伊の国を舞台に、愛を懸けて戦い抜くヒデアキ(滝沢)の姿を描く。今回は、滝沢が作曲を手掛け、15分48秒に及ぶダンスナンバー「滝沢組曲」を初披露。歌詞のない楽曲となっており、メロディーのみで登場人物の心情や物語の世界観を表現している。また、昨年は15トンにまで増加していた水の演出が今回もスケールアップ。使用量は15トンで変わらないままだが、循環システムを増強したため全編で150トンの使用が実現。演劇史上最大の水の演出の中での殺陣シーンは大迫力となっている。
1月3日の昼公演では舞台装置トラブルが発生し、一時ストップしてしまう場面も。滝沢は「ちょっと残念でしたね。舞台は生ものなので、毎日何が起こるかわかりません。引き続き、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと共に一丸となって、同じことがないように努めていきたい。何よりもお客様が本当に楽しみにしていてくれたと思いますので、違う形で僕たちからいろんなメッセージを伝えていきたいなと思います」とコメント。
また、今回パワーアップした水の演出については、「僕からスタッフの方に‘もっとやりたい! もっとすごいことにしたい!’とお願いをしたんです。そしたら、スタッフの方が‘じゃあやってやる!’と言ってくれまして。びっくりしました! 水の量や角度、圧力など、いろんなことを計算してやってくれてるみたいです。怖いですけど、帝国劇場でしかできないことだと思いますので、やってて気持ちいいです。スタッフの方のプロ魂が本当にすごいと思います」と実現した裏話を披露した。
お正月に始まる本公演にちなみ、座長を務める滝沢が後輩たちに配るお年玉について中山は「いただきました! 僕だけのものですから、(金額は)秘密です」とにっこり。滝沢も「(金額は)かなり行きましたね…。僕の秘密です! 毎年頑張ってますが、この舞台で僕の後ろにいるJr.たちが僕を支えてくれていることに比べたら、みんなの方が頑張ってくれてると思いますけどね。みんなが頑張らないと成立しない舞台です」とカンパニーへの思いを明かした。
そして、「滝沢組曲」については、「今回は(帝劇開場)101年目で、ことしの方が気持ち的には感慨深いものがあります。次の100年後の1ページ目にこの作品が来ると思いますので、そう考えるとことしの‘新春 滝沢革命’は大事な時間になるなぁと思います。(作曲にかかった時間は)1ヵ月くらいです。歌詞の力ではなく、メロディーだけで伝えなきゃいけないので、すごく大変でしたね。20曲くらい作った中から厳選して、絞って組み立てて。構成とかを考えながら作っていきました」と苦労を明かした。
最後に、「‘新春 滝沢革命’に出させていただくのは2年目なので、前回よりももっとスキルアップした自分を見せていきたいなと思っています。すごく素晴らしいカンパニーなので、いい舞台になっています。ぜひ観に来てください。よろしくお願いします!」(中山)、「2012年は‘新春 滝沢革命’からスタートし、いいスタートが切れました。ことしはタッキー&翼もデビュー10周年で、ファンの方と一緒に過ごせる時間をたくさん作ろうと(今井)翼ともう決めています。2012年も皆さんよろしくお願いします」(滝沢)とファンに向けてメッセージを寄せた。
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