31年ぶりに「下谷万年町物語」が新キャスト・新演出で復活!!

2012/01/05 19:21 配信

芸能一般

31年ぶりに「下谷万年町物語」が復活

「Bunkamura シアターコクーン リニューアル・オープン」を記念して、舞台「下谷万年町物語」を1月6日(金)~2月12日(日)まで上演する。1月5日にフォトコールと囲み取材が行われた。

本作は、1981年に西武劇場(現PARCO劇場)にて、作・唐十郎&演出・蜷川幸雄のゴールデンコンビで上演され、膨大な出演者数、本水を使った大きな池や舞台を覆う長屋のセットで話題となった「下谷万年町物語」が31年ぶりに蜷川演出により、新キャスト・新演出でよみがえる。今回は、本作が蜷川演出作品初参加となる宮沢りえ、唐戯曲には「唐版 滝の白糸」以来12年ぶりの出演となる藤原竜也、そしてAAA・西島隆弘が出演する。

蜷川は「宮沢さん、藤原くん、西島くんは3人ともすごくいい演技をしていて、稽古場では泣きそうになりながら見ていました。唐さんはあの手この手をつくしているからすごく楽しい。水を使って劇場を汚す喜びにあふれています(笑)。これから20~30年はほかにはできない作品に仕上がっているので楽しみにしてください」とアピールした。

唐は「蜷川さんとは『盲導犬』という作品で初めてご一緒しました。この『下谷万年町物語』は約30年ぶり。稽古をすればするほど、すごみのある甘美な作品になっていくのが面白いです。4回水に落ちるので肺活量が勝負だなと思っています」とコメント。

宮沢は「私が演じるキティ・瓢田は、エネルギーを必要とする役です。蜷川さんの稽古は、檄は飛んでくるけどそこには愛があふれています。興奮が体中をみなぎっています。お客様には『ものすごいものを見ちゃった』と思ってもらえるように頑張ります」と意気込んだ。

藤原は「西島くん演じる文ちゃんと僕が演じる洋ちゃんは、水に入ってかけ回ったりしなければならない重要な役どころです。このメンバーだからこそ初日を迎えられたと思っています。不安もあるけれど、興奮しています」と思いを語った。

西島は「僕が一番年下ですが、舞台上では唯一僕だけが唐さんと一緒のシーンがあるんです。唐さんは4回水に落ちるんですが、4回とも僕が落としています(笑)。この作品の世界観を楽しみにしてください」とコメントした。