舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇」の製作発表記者会見が、1月16日、東京・有楽町のイマジン・スタジオで行われ、本舞台でヤン・ウェンリー役として主演を務める河村隆一をはじめ、馬渕英俚可、野久保直樹、大澄賢也、西岡徳馬、原作者・田中芳樹氏らが出席。さらに、河村が作曲したテーマソングを初披露した。
原作「銀河英雄伝説」は、1982年に第一巻が発売されて以来、累計1500万部の売上げを誇るベストセラー小説で、銀河を舞台に“銀河帝国”と“自由惑星同盟”の戦いが繰り広げられていく。2011年には、東京・青山劇場にて1万8000人を動員した舞台「銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国篇」を皮切りに、「銀河英雄伝説」シリーズの外伝2作品を上演。そして、本舞台で原作ファンからも高い人気を誇る「自由惑星同盟」の“不敗の魔術師”、ヤン・ウェンリーが登場する。
以前から原作のファンだったという河村は「ヤンは戦争の天才ではありますが、決して戦いが好きな人物ではないんです。運命的に仕方なく戦っていたりするので、ぜひ、若い人にも見ていただいて、戦争のむなしさなどを感じてほしい。また、この作品は見た人、一人一人が違う答えを持って帰れる作品だと思います。自分の信じるものを持って帰ってくださればうれしいです」と本作の魅力を語った。また、「プライベートで買い物する時や友人と食事をしている時も、『きっとヤンだったら、こういうオーダーの仕方はしないな』と考えてしまいますね。田中先生からは、『河村隆一ならではのヤン・ウェンリーをやってください』というお言葉を頂きました。ですが、(原作ファンの)僕としては、同じ原作のファンを裏切らないようなヤン・ウェンリーを演じていきたいと思っております」と意気込みを明かした。
一方、ヤンの親友のジャン・ロベール・ラップを演じる野久保は「すごい大役を頂きました。今、自分の持っている力の120パーセントを必ず、この舞台で出したいと思います」とコメント。さらに、ヤンの恩師のシドニー・シトレを演じる西岡は「田中先生が、30年前にこんな壮大な物語を書かれたことに改めて感銘を受けました。現在でも終わらない醜い人間同士の争い、そういうことを深く追求している“人間ドラマ”だと思う。深くて、いいお芝居ができると思いますし、このメンバーで今からどう作ろうかという期待で胸を膨らませてワクワクしております」と出演者ながら作品の完成を楽しみにしている様子だった。
舞台は東京国際フォーラム・ホールCにて4月14日(土)からスタートし、4月29日(日)のNHK大阪ホールまで、全16公演が行われる。
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