西川貴教が「アニメミライ」広報大使に就任！ 「いまこそ立ち上がらないと！」

1月18日、都内にて、若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の発表会が行われ、アニメミライ広報大使に任命された西川貴教らが登壇。トークライブを行った。

アニメミライは、アニメ制作環境の問題解決に正面から取り組み、我が国のアニメの振興を図ることを目的として、昨年度から新たに始まった文化庁のプロジェクト。人材育成を目的とし、制作資金の援助や技術習得の機会を提供する。

西川は、「子供の頃は両親が共働きだったため、たった一つの友達がアニメだった」と語り、アニメ愛を語るとともに、日本のアニメ文化の将来を危惧（きぐ）。「今まで日本は、資源がない国だからこそ、ソフトや技術で世界を凌駕（りょうが）していこうという意志があったが、どんどんが薄れていく。これをいかに食い止めていくのかを真剣に考えていかないと！」と発言。「いまこそ立ち上がって、実際アニメを作っていらっしゃる方の生活の現状、これからの将来を見据えて、いかに皆さんで変えていくか」を考えるべきと主張。「（そんな厳しい状況を）緩和できたり、間のクッション材になれるんだったらやらせていただきたいなと思い、このたび就任させていただくことになった」と広報大使就任に至る経緯と思いを語った。

なお、「アニメミライ」2年目を迎えたことしは、「ぷかぷかジュジュ」（アンサー・スタジオ、川又浩監督）、「しらんぷり」（白組、宮下新平監督）、「BUTA」（テレコム・アニメーションフィルム、友永和秀監督）、「わすれなぐも」（Production I.G、海谷敏久監督）の4作品が制作された。3月に劇場公開されるほか、テレビ放送やネット配信なども予定されている。また、来年度も4月から新たな作品募集を開始し、さらなる人材育成を行っていく予定だ。