テレビ朝日系で、2月4日(土)に放送されるドラマ「ナサケの女スペシャル~国税局査察官~」の制作発表記者会見が、1月23日に都内で行われ、出演する米倉涼子、速水もこみち、武田鉄矢の3人が出席した。
同作は'10年10月クールに放送された連続ドラマのスペシャル版。東京国税局査察部を舞台に、誰にもまねできない大胆な手法で脱税者を追い詰める女性査察官・松子(米倉)の活躍を描く。疑惑の相手に内偵調査するシーンが見どころの1つで、米倉演じる松子が“セクシーすぎる海女”や“美しすぎるキャディー”などさまざまなコスプレに挑戦し、「脱税するやつは、日本の道路を歩くな!」という決めぜりふも人気を博した。
今回は、聖域とされる医療を巡る巨額脱税のからくりに挑む松子の前に、思わぬ難敵“恋”が立ちはだかる。松子は、脱税の疑いのあるニューハーフパブを内偵。客の大病院院長・権蔵(伊東四朗)と、その娘の節子(高岡早紀)が、店と組んで整形手術を利用した“医療脱税”をしているとにらむ。その後、松子は現金の隠し場所が権蔵の次男で離島診療を行う駿(速水もこみち)の元だと推察し、医療ボランティアを装って潜入捜査を開始。だが、松子は純粋で優しい駿に対して、次第に特別な感情を抱き始め、“脱税の摘発”か“女の幸せ”か悩む…。
会見は、劇中で武田扮する“鉄子”がママを務めるオカマバー「鉄子の部屋」のセットで行われた。本家「徹子の部屋」のテーマ曲と共に登場した武田と、アシスタントの小松靖アナウンサーが主演の米倉と速水を呼び込み、米倉は番組特製の“十万円札”が舞う中現れた。米倉は「去年の夏に撮影したので、(放送を)首を長くして待っていました。それにドラマの撮影は久しぶりだったので、変な緊張感がありました」と猛暑のクランクインを振り返った。一方、速水は「今回僕は初めて離島の先生という役をやらせていただきました。ついに放送ということで楽しみです。松子とのラブストーリー、どうぞご期待ください!」と役どころをアピールした。
今回は潜入中に松子が速水演じる駿に恋をするが、米倉は「久しぶりだったので、7年ぶりくらいですよ、恋するシーン! 女優なのに(笑)。キスシーンとか普段ないからね~。恥ずかしくて、だめですね。それが俳優根性がないってことなんでしょうね。今回は結婚式もある、“お姉さん抱っこ”もある、キスシーンもある、でも何か男っぽい役…。良い経験をさせてもらいました。実際キスシーンは緊張で覚えていません(笑)」とはにかんだ。人気女優を“射止めた”速水は「キスシーンは本当に本当に緊張しましたね~。キスの味は、情熱的な味でした(笑)」と真顔で語り、会場の笑いを誘った。
また、病気から復帰した武田の仕事復帰を祝して、武田の好きな坂本竜馬をモチーフにしたバレンタインチョコを米倉らが用意。これには武田も「あららすいません! うわあ…これ(うれしくて)食べられないな~。どうもありがとうございます!」と照れ笑いを浮かべていた。
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