大泉洋が原田知世との恥ずかしい過去を告白

映画「しあわせのパン」の初日舞台あいさつが1月28日、都内で行われ、原田知世、大泉洋、三島有紀子監督が登壇した。本作は、北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦を舞台に、パンカフェを営む夫婦と、店を訪れる人々との交流をオール北海道ロケで描いた心温まる人間ドラマ。

北海道の人の印象について、原田は「北海道は大泉さんのホームタウンということで、若い方から年配の方まで、もしかして大泉さんのご親戚？ていうくらい目が温かったことが印象的でした」と話すと、大泉は「確かに、北海道の人は僕に対して、親戚のおいっ子的な気持ちがあるんでしょう。東京だとちやほやしてくれるけど、北海道だと、家のおいっ子がキレイな嫁さんを連れて来た、みたいな感じがあって。でも、どっちの空気も好きです」と笑顔を見せた。

また、北海道でのロケを振り返った大泉が「冬の撮影の時、（原田演じる）りえさんが『ずっと見ててね』って言うシーンがあって。あれ？ネタバレ、思い切りしちゃいましたけど（笑）」と、大事なシーンを暴露してしまう場面も。監督が「え？言っちゃうんですか？」と慌てると、原田は「ハハハ。忘れてもらって（笑）」とすかさずフォロー。開き直った大泉が「ネタバレはそんなに影響しないんです。僕は別に謝る気もないですから」と切り返し、会場からは爆笑が沸き起こった。

その後、大泉は青春時代の思い出話を披露。「15年くらい前、僕が仕事を始めたばかりの大学時代に、札幌にキャンペーンでいらした知世さんを直撃したことがあって。その時に撮らせてもらった写真を事務所のスタッフが見つけたんですが、『俺の知世』と書いてあって。それがテレビで放映されて、ツイッターでもかなりささやかれました」と、苦笑しながら話すと、原田は「あの放送の後、大泉さんから一切メールが来なかったので心配しました」とコメント。大泉は「写真を見つけたマネジャー、クビにしましたから」と答え、会場の笑いを誘った。

最後には、用意されたカンパーニュのくす玉のひもを引っ張った瞬間に台が大泉めがけて転倒するハプニングも飛び出し、笑いの絶えない舞台あいさつとなったが、原田は「月浦という場所でいろんなことを感じ、自然からも人々からも食べ物からもたくさんの栄養をいただき、それがそのまま映画に注がれた気がします」と、しっかり締めくくった。