NHK総合で放送中の「平清盛」で、2月5日(日)から登場の得子(なりこ)を演じる松雪泰子が2月1日、同局のスタジオ内で役柄への思いなどを語った。
松雪が演じるのは、朝廷の再生に身を投じた“最強の女性”と呼ばれた得子。鳥羽上皇(三上博史)をめぐり、平安時代崩壊の元凶を生んだ美ぼうの女性・璋子(檀れい)との“女の争い”が始まる。
松雪は、自身の役どころを「(得子は)女性で唯一、政治の側面に関わっていく、とても頭の回転がいい女性。藤原摂関家の人々をコマのように動かしながら、帝を操り、あらゆる人々を精神的に翻弄していく役割ですので、演じていてすごく面白い役です」と分析。
また、得子の魅力を「女性の中で唯一怖い存在かな。璋子さんとのシーンも女の情念というものが表現されていると思う。朝廷内に君臨していくという念とパワー、エネルギーを持つ女性なので、いつも静かに汗をかきながら演じています」と語った。
檀については「以前から、檀れいさんとは『一緒に共演したいね』と話していて、初共演で“女同士のバトル”という役柄でしたので、すごく面白いと思いました」と明かし、気兼ねない仲の2人がどのような演技をするのか期待が高まる。
2月5日(日)放送の第5回「海賊討伐」は、鳥羽上皇の命で忠盛(中井貴一)、清盛(松山ケンイチ)ら平氏が海賊討伐へと向かう。朝廷内での愛憎劇と清盛らの親子関係、'11年に撮影が行われた巨大船を用いた迫力ある映像が見どころだ。
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