「密度の濃い3年間でした」及川光博が「相棒」を卒業!

2012/02/07 22:30 配信

ドラマ

杉下右京役の水谷豊と神戸尊役の及川光博(写真左から)

テレビ朝日系で毎週水曜に放送中のドラマ「相棒season10」の記者会見が2月7日、都内のスタジオで行われ、及川光博演じる神戸尊が、今シーズンの最終話をもって特命係を去ることが分かった。

「相棒」は水谷豊演じる警視庁特命係の警部・杉下右京が、相棒の警部補・神戸尊と共に難事件を解決する人気ドラマ。初代の相棒である寺脇康文演じる亀山薫がシーズン7で卒業し、シーズン7の最終回に及川演じる尊が特命係に配属された。

今回の尊の卒業について、ゼネラルプロデューサーの松本基弘氏は「お客様にいつも新鮮な気持ちで楽しんでいただくこと」が理由だと説明。及川は「出会いもあれば別れもあるかなという納得の仕方ですし、密度の濃い3年間でした。楽しいことばかりではなかったですけど、走馬灯のようによぎりましたね」と心境を告白。卒業はおととしの秋には決まっていたといい、「決定からきょうまで時間があり、なかなか大声で話せなかったんですが、水谷さんにはメールで『オールアップまで精一杯頑張ります』と伝えました。僕たちメル友なんです」と明かした。

また、印象に残っているシーンを聞かれた及川は「シーズン8の最終回で尊が特命係に残る選択をするんですが、右京さんから『ようこそ特命係へ』とおっしゃっていただいた時に、カメラ回ってて本番中なんですけどウルッときましたね」と振り返った。一方、水谷も「今回(シーズン10の最終回)の最終カットのOKが出た時に、みっちゃんがどんな顔をしているのか今から気になっています」と尊が卒業する最終回に思いを寄せた。

及川からバトンを渡される新相棒についても話は及び、及川は「大きなプレッシャーを抱えてやってくると思うんですけど、不安になったり壁にぶち当たったりしたら『相談してきなよ!』という感じです。全然年上だったりして(笑)」と特命係の先輩としてエールを送った。また、水谷は「みっちゃんの時は、おそらく見ている方は意表を突かれたんじゃないですかね。次も『なるほどね』と軽く思われないように、『そう来たか!』と意表を突くような方を選んでほしいなと思っています」とプロデューサーに要望。さらに、「男性か女性かという話になりましたが、多数決で男性になりました」と明かした。