平清盛で初共演!! 海賊王・加藤浩次と大天才・阿部サダヲがドラマの見どころを語る

2012/02/09 20:45 配信

ドラマ

「平清盛」で初共演となる加藤浩次と阿部サダヲ

NHK総合で現在放送中の大河ドラマ「平清盛」で初共演を果たす加藤浩次と阿部サダヲが、同局でドラマの見どころを語った。

2月12日(日)放送の回は、'11年9月、広島・呉で行われた平氏と海賊らの乱闘シーンが見せ場となっており、実際に木造船8隻を3カ月掛け作り上げるなど、大河史上最大のロケを行なった。その乱闘シーンに参加した、海賊の棟りょう・兎丸役の加藤は「まず初めに、なんじゃこの船は、こんなのセットとして作れるんだと驚きました。兎丸は関西弁を話すんですが、最初は関西弁は勘弁してくださいと言っていたんですけど、脚本の藤本有紀さんから『この時代はまだ今のような関西弁ができあがってないから』と聞いて、じゃあ大丈夫です、と返事をしました。バラエティー関係のよく会う人たちには『関西弁使うらしいのう、見るで』とプレッシャーを掛けられています(笑)」とまわりの反響も大きい様子。

また、他国の文化に興味があり清盛と海へ出るが兎丸ら海賊に捕まってしまう大天才と称される学者・通憲役の阿部サダヲは「これだけの大がかりなドラマはまずないなと思いました。“パイレーツ・オブ・カリビアン”と“ONE PIECE”が一緒になったような回です(笑)。通憲は、烏帽子の先がいつも垂れてて、馬に乗らないのに馬靴を履いて、衣装は可愛らしいんですけど変わった人です」と役柄について語り、初共演の加藤を「松山くんも大きいけど加藤さんも大きくて迫力があって、かっこいいし色っぽいし好きです。テレビを見ていて、ぜん息のイメージがあったので、格闘シーンは心配でした」と労わった。

船上での撮影を振り返った加藤は「阿部さんは暑い中、ずっと船の上にいるシーンも、暑いとか疲れたとか言わなくてすごいなと思いました。僕も阿部さん好きです。日焼けも一人だけしてなかったし(笑)。乱闘シーンは、大河ドラマの第3作('65年・太閤記)から数多くの殺陣を教えている方に、平安時代は江戸時代のような殺陣の型ができていないので、足を開いたり片手で斬ったりしろと教えられました。『かっこ悪く見えたらお前が損なんだからな』と木刀を手渡され『これで毎日100回素振りして』と言われて練習しました。本番は、忠盛役の中井貴一さんの『加藤くんこうして』や『こっちに行って』などとアドバイスをしてもらって演じました」と迫力ある映像の裏側を語った。

最後に、主演・清盛を演じる松山ケンイチについて阿部は「若いのに説得力があって、気配りができる人」と語り、加藤は「裏では子供の話をうれしそうにしています」と明かした。