ドラマ「推定有罪」で仲村トオルが黒木瞳にののしられる!?

2012/02/13 21:12 配信

ドラマ

ドラマ「推定有罪」の制作記者発表に登壇した仲村トオル、黒木瞳、ミムラ、本仮屋ユイカ、寺島進、陣内孝則、國村隼撮影=中川容邦

3月25日(日)よりWOWOWで放送開始となるドラマ「推定有罪」の制作発表記者会見が2月13日都内で行われ、出演者の仲村トオル、黒木瞳、ミムラ、本仮屋ユイカ、寺島進、陣内孝則、國村隼が登壇した。

同作は脚本家・前川洋一によるオリジナル作品。12年前に起こった幼児殺害事件の犯人だとされていた篠塚(國村)が冤罪(えんざい)だったことが判明。事件を報道していたジャーナリストや被害者及び加害者家族など、事件に関わる人々が冤罪という事実と向き合う姿を描く。

冤罪に加担した形となったジャーナリスト・加山を演じた仲村は「今回僕が演じたのは12年前に間違った記事を書いて加害者とされた男やその家族、被害者遺族の方に大きな影響を与えたジャーナリストの役で。皆さんこのあとに記事を書いてくださると思いますが、WOWOWという会社に勤めている人たちとその家族の方の人生が不幸な方向に向かわないような記事を書いてくれることを期待しています(笑)」と話し、篠塚を誤認逮捕した刑事・浅田役の陣内は「小さなミスの積み重ねがこんなにも人の人生を狂わせるものなんだなと思いました。決定的な証拠であるDNA鑑定に基づいて逮捕したのにそれが12年後にひっくり返されるんですが、そういうことって絶対にあってはいけないんですけどあり得ない話ではないような気がします。今度一日署長をやるのであまり警察のことを悪く言いたくないんですけど(笑)」と語った。

ドラマのタイトルにちなみ、自分ではないのに犯人にされてしまったことがあるかという質問に本仮屋が「電車に乗るときとかに改札で前の人がSUICAのチャージ不足かなんかで引っかかったのに、(後ろにいた)私のせいになるみたいな(笑)。あれはいつも嫌な気持ちになりますね(笑)」と答えると國村は「私はこのドラマの中で冤罪の被害者を演じておりますが、そういう経験はなく。いつもだいたい自分の中に原因があって怒られて、素直に『すみません』と謝っています(笑)」とコメントし、会場を笑わせる一幕も。

また、劇中で黒木から責められることの多かったという仲村は「今回の役はいろんな人から胸倉をつかまれたり、ののしられたりとサンドバッグのような役だったんですね。その中でも黒木さんの『あなたのやったことは法律では裁かれないけれど、犯罪同然なんですよぉ?』という台詞の、最後の『よ』の母音が食い込んでくるような言い回しがいちばんキツかったです。あれは誰にも真似できないと思いますね」と告白。それに対し黒木は「いかに相手が傷つくかってことを考えながら演じていましたね。どうしたら嫌な言い方ができるかなっていろいろ家でやってみた結果、ああいう風になりました(笑)。自分でもあれはいちばん傷つくなって思っていたけれど、相当嫌だったみたいですね(笑)」と弁明(!?)した。