テレビ朝日系で2月19日(日)に放送される「ドラマスペシャル 恋味母娘(こいあじおやこ)」の制作発表記者会見が都内で行われ、主演の斉藤由貴が出席した。
同ドラマは、料理が最大の愛情表現だと信じ、夫と娘のために専業主婦として生きてきた佐和子(斉藤由貴)と、ブティックを経営し、自らの人生をスマートに生きている母・富江(白川由美)の親子の物語。正反対の母娘の葛藤と和解や、夫との死別から“自分の店を開く”という新たな夢の実現にチャレンジしていく佐和子をユーモラスに描き、“女性の生き方と幸せのありかた”を問いかけていく。
斉藤は「この作品は“役割の物語”だと考えて臨みました。私自身、今ここにいる自分は“女優”ですが、家に帰ると“お母さん”ですし、母の前に立てばいつまでたっても“だらしのないわがままな娘”です。人間はそれぞれがさまざまな役割を持っているけれど、人間としての私が持っている、生まれ持っての愛情みたいなものを大事にしたいなと思って日々、現場に向かいました」と撮影中の思いを告白。さらに、「このドラマでは料理が本当においしく撮影されています。実をいうと私は料理があまり得意ではないのですが(笑)。“おいしい料理が人を幸せにする”という基本的なことが映像にたくさん盛り込まれていて素晴らしいと思います!」とPRした。
また、斉藤は印象に残ったシーンを問われると、「上白石萌音ちゃん演じる娘の菜穂へのセリフで、『お母さん、あなたに好かれたい』という一言があったのですが、実際には、自分の娘になかなかそういうセリフを言えないと思います。でも、多分ほとんどの母親は子供に好かれたくて一生懸命頑張っていて、大切な人にどうやって好かれるかということに心を砕いて生きているんだなと思ったら、人間って切ない生き物だなとしみじみ感じました」と答え、12歳の娘を持つ母親としての一面をのぞかせていた。
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