フジテレビ今春の改編の目玉は“土ドラ”!

2012/02/17 08:00 配信

ドラマ

初回作品で主演を務める岡田将生(C)フジテレビ

フジテレビでは、4月から夜11時10分~11時55分放送の連続ドラマ枠「土ドラ」をスタートすることが分かった。現在同枠では、バラエティー番組「ピカルの定理」を放送中だが、4月からは若い視聴者層で熱狂的な社会現象をつくっていけるような、一大ムーブメントを起こすことを目指し、「土ドラ」が新たに誕生する。

そして記念すべき「土ドラ」の初回作は、ラブサスペンス「未来日記-ANOTHER:WORLD-」。原作は、「月刊少年エース」(角川書店)において、'06年3月号から'11年2月号まで連載され、若者の間で熱狂的な人気を博した話題作で、シリーズ累計発行部数400万部を超える超人気コミック「未来日記」。未来のことが書かれた“携帯日記=未来日記”を手にしたことにより、所有者同志の未来を賭けたバトルに巻き込まれてしまった少年少女たちの運命を描く。テーマは「崩壊と再生」、「究極の愛」。自らの力で強く生きると決めた先に、愛する人と共に歩む、そして希望ある明日がある。そんなメッセージがこのドラマには秘められている。

主演はドラマ、映画、CMなどさまざまな分野で活躍する若手実力派No.1俳優の岡田将生。岡田演じる星野新太は、努力するだけ無駄、未来なんて変えられない、惰性を絵に描いたような大学生。しかし、ある時「未来日記」を手にした新太は、日記を巡るサバイバルゲームに巻き込まれる。当初、新太は逃げるだけだったが、仲間たちとの出会いや別れの中で成長していき、やがて未来日記の「正体」に気づき、ゲームに勝ち残ろうとする。同作の脚本は、映画「20世紀少年」や「GANTZ」など話題作を世に送り出している渡辺雄介氏。フジテレビで連続ドラマを手掛けるのは初。

岡田は「原作ファンの方々にも、これから“未来日記”を知る方にも楽しんでもらえる、次の展開が気になるドラマになるよう、盛り上げていきたいと思っています。新太の一生懸命、前に進んでいく姿を見守って頂けたらと思います」と意気込む。

また、新たな枠について、現王園佳正編成部長は「この“土ドラ”は、他の連ドラ枠とは違い、徹底的に若い世代の視聴者を意識したエッジの立った企画を登場させます。若いクリエーターたちが思い切った作品に挑戦することで、若者たちの間で新たなドラマブームが生まれることを期待しています」とコメント。

さらに、岡田の起用などについて、フジテレビドラマ制作センター・藤野良太プロデューサーは「“土ドラ”第一弾作品には若者に圧倒的人気を誇る漫画である“未来日記”を選ばせていただきました。明日何が起こるかわからない不透明な時代を生きる若者たちに『未来は与えられるものではなく、自分の力で獲得していくもの』というメッセージを作品の主人公たちの姿を通じて伝えたいと思います。主演の岡田将生さんは、透明感がありながらも、圧倒的な存在感を併せ持ち、人が誰しも持つ心の弱さと強さの両面を表現できる希少な俳優さんです。ごく普通の若者が想像を絶するような事態に巻き込まれ、ほんろうされながら、自らの運命と向き合うという難しい役を十二分に表現していただけると確信しています」と期待を寄せた。