平均年齢14.5歳という若さでデビューし、ことしで10周年を迎えるダンスボーカルユニット・Leadが、3月14日(水)に新曲「Wanna Be With You」をリリース。昨年8月発売の18thシングル「HURRICANE」ではオリコンウイークリーチャートで5年半ぶりとなるTOP10入りを果たし、昨年配信リリースされた楽曲も全てランキングの上位に入るなど、勢いのある活動を続ける4人に10周年の意気込みなどを聞いた。
――ニューシングル「Wanna Be Woth You」は、昨年配信リリースされた楽曲に、4人で歌詞を書き加えたということですが。
中土居宏宜(以下、宏宜)「10周年の第1弾ということで、ファンやスタッフの皆さんに僕たちの決意を届けたいと、もともとの歌詞を残すところは残しつつ、個人個人で考えた物を持ち寄って練っていきました。去年の『HURRICANE』がみんなの力でTOP10入りをさせてもらったことで、もっと上に向かっていかなきゃ、妥協は許されないという気持ちを抱いたんです。それを感じなければ、この歌詞は出てこなかったと思います」
鍵本輝(以下、輝)「『HURRICANE』の結果から気付いたことがたくさんありました。僕らはリードという名前でありながら、リードされていたのかなって思ったんです。10年目にしてようやくという感じですけど、みんなを引っ張っていくぞっていう決意ですね」
宏宜「最初のキャッチコピーは『時代をLeadする』でしたからね(笑)」
谷内伸也(以下、伸也)「社長もがっかりですよね」(一同笑)
――ここ2年ほど、ドラマや舞台出演など個々の活動にも挑戦していますが、その経験を通して感じたことは?
宏宜「4人だと一人ずつの役割って25%ずつと思いがちですけど、個人だと一人で100%やらなきゃいけない。自分が発したことは全部自分に降り掛かってくるし、Leadの看板を背負っているっていう責任もある。プレッシャーとの戦いは大変でしたけど、メンバーやファンのみんなのありがたさを実感する場面が多かったです」
伸也「ファンの人の熱い応援がパワーになって、それで頑張れたことが何度もありました」
輝「一人で行って初めて、自分はLeadに甘えてたなって分かりました。そして、それぞれが100%いけたら、Leadで4人が集まったときに400%いけるんじゃないかって、そう思うようになりました」
古屋敬多(以下、敬多)「僕はLeadに戻ってくると崩れてしまうんですけど(笑)。一人だと自分で答えを出さないといけないことも多くて、勉強になりました。正直、自分でも自分が未知数というか、自分のことなのに分からない部分があって。でも、その分からないっていうのが大事だなとも思うんです。これくらいできるかなって思ったらそこまでの人になってしまう、分からないからもっとできるんじゃないかなって」
伸也「去年『コカンセツ!』という舞台で自分とは真逆の役柄を演じた時に、最初は、年下の人も多いから立ち居振る舞いとかを意識してたけど、思っていた以上に自分の課題が毎日あって、それどころじゃなくなりました(笑)。とにかく自分の殻を破ろうと、年上の方に相談したり、1対1で教えてもらったりして、助けていただいて、すごく勉強になりました」
――春は環境が変わって、戸惑ったり悩んだりする人も多いと思いますが、皆さんはそういう時期をどう乗り越えましたか?
輝「まず、自分の心の支えになる人を一人見つける。そうしたらその人に相談できるし、そこから輪がどんどん広がっていったりするので」
宏宜「僕はドラマ『タンブリング』(2010年、TBS系)のころ、Leadの活動との両立でも大変だったんですけど、Leadに戻った時の安心感がすごくて…みんなにいろいろ助けられました。だから、成長して帰って、みんながプラスになる物を届けたいと思って頑張りました」
輝「Leadのパフォーマンスにアクロバットを取り入れるようになったのは『タンブリング』がきっかけですからね。いい物を持って帰ってきてくれました」
敬多「僕は、つらかったなっていう日は散歩に行くんです。夜にイヤホンで音楽を聴きながら近所を歩くだけなんですけど。近所の公園のベンチに座ってネコに話し掛けてみたり、一人でファミレスとかも行きますね。そうして家に帰るとラクになっていたりするんです」
伸也「僕は、携帯サイトやブログでのファンのみんなからのコメント。それが一番デカかったですね。まさに今回の“君からのYELL”っていう歌詞のように。稽古場や劇場の行き帰りに考え込んだり落ち込んだりした時、みんなの言葉が背中を押してくれたんです。『会場に遊びに行くよ』って言われると、そこで変わった自分を見せてやる、頑張るぞ、っていう勇気も湧いてくるんですよね」
Leadインタビュー後編に続く
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