4月28日(土)に公開される映画「テルマエ・ロマエ」の完成報告会見が3月22日、都内にある銭湯で行われ、阿部寛、上戸彩、市村正親、宍戸開が登場した。
本作は、ヤマザキマリの人気コミックを実写映画化したコメディー。古代ローマ帝国でアイデアに煮詰まった浴場設計師の男が、現代日本の“風呂”にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描く。
古代ローマ人役には、阿部をはじめ、日本人離れした“濃い顔”を持つ俳優陣が集結。“誰が一番濃い顔か?”という質問に、宍戸は「実際、撮っている時に誰が一番、日本で濃い顔かっていうアンケートを取ったんですが、撮影中は北村一輝という結果になりました(笑)。この3人でいえば阿部さんですかね?」と返答。振られた阿部は「この話をするとケンカになるんです」と苦笑していた。一方、市村は「濃い顔に生まれ、日本人でありながらローマ人をやれて光栄です」と誇らしげに語った。このやり取りを見ていた上戸は「この会話、現場で何度も聞いてますが、皆さん”濃い”です。現地の方よりもはるかに濃かったです」と太鼓判を押した。
イタリア最大の映画撮影所チネチッタにある古代ローマの巨大オープン・セットで行われた撮影を振り返った阿部は、「本当に大きくて。実際、古代ローマの大作で使ったセットがそのまま残ってて、そこで撮影をさせてもらいました。その中に入ったら、これは日本映画じゃないなと思いました」と感慨深げに話し、「この作品をやる前から知ってましたが、まさか自分にオファーが来るとは思っていなくて。やれば、ローマ人に見えるものだなと。真面目にコミカルなことをやっています。シチュエーション・コメディーですが、思った以上にスケールのある大作になったと思います」と力強く締めくくった。
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