テレビ朝日系で、'10年4月クールに放送された連続ドラマ「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」が韓国でリメークされ、ことしの4月下旬から韓国人キャストで放送されることが分かった。「ラブ・アゲイン」というタイトルで、'11年の暮れに開局した総合編成テレビ局・JTBCにて基本的な設定やストーリーラインはそのままに、オリジナルの味付けを加えて放送される。
同ドラマは、ヒットメーカー・井上由美子氏脚本のオリジナル作品。同窓会での30年ぶりの再会をきっかけに、純愛とミステリーを絡めながら45歳の男女が織り成す大人のラブ・ストーリー。黒木瞳、高橋克典、斉藤由貴、三上博史という豪華なメーンキャストの迫真の演技が相まって、回を重ねるごとに注目度が増し、最終回には視聴率17.8%という高視聴率を記録。“同窓会ブーム”という社会現象にまで発展するなど、大きな反響を呼んだ。
韓国版の主演を務めるのは、日本でも放送されたドラマ「太陽の女」などで知られる美人女優のキム・ジス。平凡な子持ちのパート主婦・ジヒョンを演じる。ジヒョンは胸に「昔の思い出」と「現在の自分」を抱いて、30年ぶりに再会の場所へと向かい、妻子ある警察チーム長のヨンウク(リュ・ジョンハン)、離婚寸前の週刊誌ジャーナリスト・テジン(チェ・チョルホ)、そして“江南マダム”のミヒ(イ・アヒョン)と運命の再会を果たす。
テレビ朝日の黒田徹也プロデューサーは「本企画は、日本の代表的なドラマ作家である井上由美子さんのオリジナルですが、それがお隣の韓国のスタッフの手でリメークされることに、この作品の作り手として今までにない興奮を感じています。歴史、文化が違っても、韓国の人たちと私たち日本人が『同窓会感覚』を共有しているということに、うれしさがこみ上げてきます。全9話で放送したテレビ朝日版が、16話のエピソードになるということですのでどんな風に広がっていくのか本当に楽しみです」と、“我が子”の成長を見るように期待を込めた。
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