人気韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」が槇原敬之書き下ろしのラブソングを掲げミュージカル化!

2012/03/30 08:00 配信

芸能一般

ミュージカル「コーヒープリンス1号店」主演の山崎育三郎(左)、高畑充希(右)と、楽曲提供した槇原敬之(中)

韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」の原作が日本でミュージカル化されることが決定し、3月29日に都内にて製作発表会が行われた。

本作は'07年に韓国MBSで放送され、最高視聴率が30%を超える大人気ドラマとなった。放送終了後にはテレビドラマの影響を受け、原作小説もベストセラーとなる。そして日本でも'08年4~5月にテレビ東京で放送されて以来、各局で放送。その人気原作が、ミュージカル「テニスの王子様」やバレエ公演「盤上の敵」など多岐にわたり演出、振付を手掛けた上島雪夫氏による演出・振付で、ミュージカル化されることになった。さらに、テーマソングを担うのは、今回が初めてミュージカルへの楽曲提供となる槇原敬之。「目に見えるものが邪魔をして、素直な気持ちを伝えられない」という淡い恋模様を歌い上げており、本ミュージカルの世界観へ彩りを添える。

クールで頭のいいハンギョルが、つぶれそうなカフェを“イケメンが働くお店”をコンセプトに立て直そうとする。一方、家計のためにお金が必要な少女・ウンチャンが、ハンギョルに男と間違われたことがきっかけで、イケメン男性しか雇わないカフェ“コーヒープリンス1号店”で男性店員として働くことになる。そんな男として働くウンチャンに、次第にひかれていくハンギョルと、男と思われていることに悩みながらも、ハンギョルが気になっていくウンチャンの恋を描くラブ・コメディー。

ハンギョル役は、舞台「嵐が丘」、「ロミオとジュリエット」などに出演し注目を集めているミュージカル俳優、山崎育三郎が、ウンチャン役は、舞台「ピーターパン」の8代目主役を務め、舞台「美男(イケメン)ですね」の主演などをしている高畑充希がそれぞれ好演する。本作を上演するにあたり、山崎は「すごくファンタジックな世界。(原作が)ミュージカルに向いてるし、ことしいちばんの感動と笑いを届ける作品になると確信しています! さらに、槇原さんが音楽を書いてくださったことで『コーヒープリンス1号店』の世界観が広がっていて、今から上演が楽しみでしかたありません」と、高畑は「私は韓国ドラマにはまっていた時期があり、『コーヒープリンス1号店』も大好きな作品なので、参加することができてうれしく思います。最初は不安もありましたが、今はすごく楽しめるエンターテインメントになるんじゃないかと思っています。ウンチャンをパワフルに演じたいと思います!」とそれぞれ意気込みを語った。

また、イケメン店員・ソンギ役を演じる加藤和樹は「ぼくも『コーヒープリンス1号店』の放送を見ていて、自分が演じるならソンギ役だなと、勝手に思っていました(笑)。すみません(笑)」と美声でコメント。ハンギョルのいとこ・ハンソン役の新納慎也は、某韓流スターをにおわすいでたちで現れ「皆さんが思っている韓流のイメージを一挙に引き受けて、王子様のように演じたいと思います(笑)」と会場をわかせた

ミュージカルのテーマソングを初めて書き下ろした槇原は「ミュージカルの曲をライフワークに入れたいと思っていた矢先の話だったので、すごくうれしいです。『コーヒープリンス1号店』は韓国ドラマで唯一好んで観た作品だったのもあり、最初は力が入りすぎて、寝込んだりしました(笑)あと、『歌がうまい人が出るミュージカルじゃないと(曲を)書きたくないです』って偉そうなことを言ってしまったんですけど(笑)、それについては製作の方々から『絶対に大丈夫です!』と言われたので、安心して曲を書きました」と、楽曲製作までの秘話を語った。さらに、山崎、高畑、玉置成実、新納慎也がテーマソングを披露。初めて聴いたという槇原は「曲がどんどん育っていくような予感がします」と喜び、笑顔で感想を述べた。