高良健吾が連ドラ初主演「できるか不安でしょうがなかった」

2012/04/11 22:37 配信

ドラマ

「罪と罰 A Falsified Romance」の制作発表記者会見に登場した高良健吾と水川あさみ

4月29日(日・祝)よりWOWOWプライムにて放送が開始されるドラマ「罪と罰 A Falsified Romance」の制作発表記者会見が4月11日に都内で行われ、出演者の高良健吾と水川あさみが登壇した。

本作はドストエフスキーによる原作を落合尚之が現代に置き換えて翻案した同名マンガが原作。大学を中退し、自宅に閉じこもる日々を送る弥勒(みろく・高良)が、過度な自尊心と劣等感を持て余していたある日、独自の思想にとらわれ援助交際グループを取り仕切る女子高校生・光(橋本愛)の殺害を企てるというストーリー。

今作が連続ドラマ初主演となる高良は「自分にとって初めての主演作がこの作品でよかったと思っているし、出会えてよかったと思っています。こんなに濃い1ヵ月半は今までになかったし、(精神的に)追い込まれたけど、現場の皆さんが一緒に悩んでくれて。一人でも違うキャストやスタッフだったら、でき上がってなかっただろうなって思える作品になりました」と振り返る。一方、追い込まれた弥勒の運命を大きく変える女性・英知香(えちか)を演じる水川は「英知香は正義感が強くて芯のしっかりした女性なんですけど、不幸中毒というか、無意識のうちに不幸な道を選んでしまうところがあって。彼女は自分をレイプした高校の担任の先生と結婚するんですけど、私自身としては考えられないような人ですね(笑)。でも、すごくやりがいのある役でした」と語った。

以前にも共演経験があり、プライベートでも水川と親交があるという高良は「クランクイン前に『できるか不安でしょうがないんですけど…』ってメールしちゃいました(笑)。(芝居をしていて)水川さんとは考えずに、感じたまま動けたと思います。2人のあの感じは絶対に水川さんとじゃなきゃできなかったし、他の人じゃもう絶対にできないんですよ」と告白。それに対し、水川も「クランクイン前はお互いに不安になることが多かったけど、現場では高良くんの作品や役に対するエネルギーが満ちていて、それが『頑張ろう』っていう気持ちにさせてくれました。私より年下ですけどとても尊敬していますし、弥勒と英知香という大変な役を高良くんとやることができてうれしかったです」と高良を絶賛した。

最後に、高良は「このドラマを見て賛否両論が巻き起こればいいなと思っています。僕が演じた弥勒に関しても『こいつ嫌い』って思っても、『希望が持てた』って思ってもどちらでもいいですし。見てくれた方が自由に感じてもらって、答えを考えてくれたらいいなと思います」と作品をアピールした。