木嶋佳苗被告の裁判から裁判員制度を考える

2012/04/15 09:00 配信

芸能一般

東京、千葉、埼玉で男性3人を殺害した罪などに問われている木嶋佳苗被告

4月15日(日)夜9時、NHK総合の「NHKスペシャル」で、「木嶋被告 100日裁判」が放送される。同番組は、連続不審死事件の裁判員裁判で、4月13日(金)に死刑判決を言い渡された木嶋佳苗被告の裁判を元にして裁判員制度を検証するもの。木嶋被告の裁判は、100日におよぶ長期審理となり、検察が男性3人の連続殺人を主張するも、被告側は無実を主張。この裁判で、裁判員らは決定的な証拠がなく、間接的な状況証拠のみで一審の判決を下すという難しい判断を迫られた。

導入が決まって3年が経過する裁判員制度は、一般の人が人を裁くというあまりにも重い現実と向き合うもので、さまざまな意見もある。木嶋被告の裁判を通じて、裁判員たちがどのように考え、どんな議論を重ねたのか、制度の課題と可能性を考える。さらに番組では、映画監督・周防正行と裁判員の経験者たちが裁判について議論する。