大正製薬は、ドリンク剤「リポビタンD」発売50周年記念イベントを5月10日に都内で行い、王貞治、宝田明、渡辺裕之をはじめとする歴代CM出演者10名が登場した。
同商品は、'62年に日本初のドリンク剤として発売され、数々の豪華出演者がTVCMのコンセプトである「努力・友情・勝利」を表現してきた。5月10日の「ファイトの日」に行われた今回の記者会見では、語呂に合わせて5月10日午後1時8分2秒に歴代CM出演者と会場の報道陣全員で「ファイトイッパーツ!」と叫び、発売50周年を盛り上げた。また、リポビタンD発売50周年を記念して「とどけ、ファイト!」キャンペーンを実施することを発表。同キャンペーンでは、サークル、部活、企業などの団体から「頑張っていることアピール」を募集し、抽選で選ばれた10団体を、歴代CM出演者が訪問し、「ファイト イッパーツ!」のかけ声と共に、リポビタンDの差し入れを行う。
'63年から10年間にわたってCMに出演した王は「昔の映像を見て懐かしく思いました。当時のCMでの素振りのシーンは今見ても素晴らしいと思います」と当時を振り返った。渡辺とCMで共演した西村和彦は「CMのオーディションでは公園でタンクトップと短パン一枚で、綱を引いたり懸垂をしたり走り回ったりするのですが、ランチタイムだったのでサラリーマンの方に不思議そうに見られたのが印象に残っています」と思い出を語った。
50周年を記念に行われるキャンペーンについてケイン・コスギは「昨年、東日本大震災の被災地にリポビタンDを届けに行った時に、“ファイト一発”という言葉が人を笑顔にしたり元気にすることをすごく実感しました。ことしは全国各地で生ファイトを届けたいと思っておりますので、ぜひご応募をお待ちしております」と熱い思いを明かした。さらに記者からファイトを届けたい相手はと聞かれた三浦貴大は「もちろん全ての人に届けたいです。その中でも、五月病になってしまった人、及び自分ですね。元気を届ける人が元気じゃないと話にならないので、まずは自分を元気にしていきたいと思います」と会場を笑わせた。
最後に今回のイベントの発起人となった渡辺は「密かにCMのオファーを待っています。自分には一つ夢があってここにいる全員が協力して、最後にみんながファイト一発をするというのをやりたいと思っています」と期待を込めた。