上川隆也の“ハマリ役”がまさかの左遷!? 「遺留捜査」がキャストを新たに復活!

2012/05/21 05:00 配信

ドラマ

再び不思議なキャラクターの刑事・糸村を演じる上川隆也(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で、昨年の4月クールに水曜夜9時枠で放送された上川隆也主演ドラマ「遺留捜査」が、木曜夜9時枠に“異動”し、7月からスタートすることが分かった。独特の感性を持つ刑事・糸村を演じる上川は「再び『遺留捜査』が始まることが決まり“快哉(かいさい)を叫ぶ”って、こういうことなんだと実感しました。愛着のある糸村にもう一度出会える、演じることができる。こんなに貴重な経験はなかなか味わえないものです」と、“ハマリ役”の復活を喜んだ。

同ドラマは、警視庁捜査一課科学捜査係の刑事・糸村(上川)が、被害者が遺した品から被害者の最後の“声”を聞き、科学捜査のセオリーとは異なる方法で犯人を追い詰めていく新感覚の刑事ドラマ。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う糸村は、その優しさに溢れた行動と超マイペースで空気の読めない不思議キャラクターで視聴者の支持を集め、水曜夜9時枠で放送された前クールは平均視聴率14.3%を記録した。今回、糸村は捜査一課から所轄である月島中央署の刑事課強行犯係に左遷される。捜査一課とは違い思うように情報を得られない中、真摯に遺留品、そして“真実”と向き合い難事件に立ち向かっていく。

また今回、糸村の異動で舞台が変わったことに伴い、レギュラーキャストも一新された。月島中央署の刑事課課長・水沢響子役に斉藤由貴、出世欲の強い刑事課記録係の係長・佐久間裕司に八嶋智人、定年間近の月島中央署署長・東孝彦には三宅裕司と、実力派のキャストが顔をそろえた。いずれ劣らぬ強烈な個性を持ったメンバーが、木曜の夜に笑顔と感動を届けてくれそうだ。

不思議な存在感を持つ刑事・糸村を再び演じる上川は「糸村という人物に出会えたことは、本当に幸せだったと思います。どんな事件や環境に相対しても、決してめげることも諦めることもなく、ただただ前向きに進んで行く。だからこそ、演じても演じてもまだまだ演じ足りない、もっと演じたいと思える男でした。演じている間中、彼からパワーをもらっているようなそんな作品でした」と作品に対する熱い思いを明かす。

新シリーズへの意気込みついては「新しいシリーズでは『所轄』という縛りが生じますが、それが糸村にとっては決してマイナス要素にはならないと思っています。前作では、その自由すぎる感性が、同僚に疎ましく思われる局面もあったりしましたが、今回、地域に密着した環境に置かれることで、彼の本来持ち合わせているポテンシャルが、より息づくことになるような予感がします。左遷などには動じない糸村の新たなる活躍にご期待ください。とにかく全力で臨む…この一言に尽きます。今の自分にできること、全てをつぎ込んで演じたいと思います」と自信たっぷりにアピールした。