テレビ朝日系で、6月3日に放送されたワールドカップサッカー・ブラジル大会のアジア地区最終予選の開幕戦となる日本対オマーンの中継が、平均視聴率31.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが分かった。視聴率30%超えはことし初のことで、日本代表は試合だけではなく視聴率の面でも他を圧倒した。
2014年に控えたブラジルワールドカップへ向け、絶対に負けられない戦いが埼玉スタジアムで開幕。これから1年掛かりで行われるアジア地区最終予選の運命を左右する大事な初戦は、前半12分、長友佑都選手の左サイドからのクロスに、本田圭佑選手が軽やかに左足で合わせ日本が先制。圧勝の気配を漂わせながらも、その後追加点が奪えず、ザッケローニ監督もいら立ちを見せるなど、前半は1-0のまま終了。しかし、後半の立ち上がりに、前田遼一選手と、岡崎慎司選手が立て続けにゴールを奪い、終わってみれば格下オマーン相手に3-0で快勝。順当に勝ち点3を獲得し、最高のスタートを切った。同様に視聴率の面でも、平均31.1%と民放では「家政婦のミタ」('11年、日本テレビ系)以来となる視聴率30%超えを記録。同時間帯に放送された「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)や「ほこ×たて」(フジテレビ系)などの人気バラエティーに圧勝した。
試合後、3日の深夜に放送された「やべっちF.C.」(テレビ朝日系)で、解説のセルジオ越後氏が「あまりにも相手が弱かった」と50点という辛口評価を下したように、勝って当然の相手だったオマーンと比べ、6月8日(金)に対戦するヨルダンは日本と公式戦で2戦2引き分け(内1試合はPK戦で勝利)とやや苦手とする相手。そして6月12日(火)にはアウェーで'11年のアジアカップの決勝で死闘を演じたオーストラリアが相手ということで、さらなる激闘が予想される。特にオーストラリア戦は、アジアカップで夜11時54分からという遅い時間の放送にも関わらず33.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録しただけに、夜6時30分から中継が始まる今回は試合展開だけでなく視聴率にも注目が集まる。
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