NHK BSプレミアムで6月30日(土)、7月1日(日)の2夜連続で、「謎の巨大生物を追う・仲間由紀恵 小笠原の海をゆく」が放送されることが分かった。
同番組は仲間が実際に小笠原諸島に渡り、謎に満ちた巨大生物たちの生態を追い、海の神秘に迫るドキュメンタリー。世界最大の無脊椎動物、ダイオウイカや、そのダイオウイカと深海で壮絶なバトルを繰り広げるという“潜水王”マッコウクジラなど、小笠原の海に生息する巨大生物たちを発見するために、東京・竹島から片道25時間半の船旅を経て、仲間は小笠原へ向かう。小笠原には空港がなく、6日に一度しか定期船がないこともあり、ロケは12日間にも及んだ。
撮影を終えて仲間は「小笠原諸島は世界遺産になる前から、一度は行ってみたいと思う島でした。なかなか行くことができない近くて遠い島。今回、長期の撮影で行かせてもらえると聞いて本当にうれしかったです。実際行ってみると遠かったし、着くまでが大変でした」と語った。
また、見ることができた巨大生物については「見たいと思っていた巨大生物たちに、運よく出会うことができまして、映像にも収められていると思います。ドキュメントのお仕事というのは、だいたいのシナリオは想定して行くのでしょうけれども、相手が野生の動物でどこにいるのかも分からないので、なかなか計画通りにいかないのですが、今思い返すとその行程も楽しかったなと思います。ほぼ毎日船で海へ出ていました。マッコウクジラがよく見られるポイントまで、港から2時間くらいの旅をするのですが、5時間くらいしてやっとマッコウクジラを目撃することができました。マッコウクジラのブロウ(潮吹き)を見たときには、今までの苦労が全部報われるような大きな感動に包まれました」と旅を振り返った。
スキューバダイビングの免許も持っている仲間は、野生のイルカと泳ぐ経験も。「野生のイルカと泳ぐことは初めてなのでとても不安でした。イルカたちの機嫌はどうだろうとか、私の体力でイルカたちについていけるのかなとか。レクチャーで『イルカの目を見てアイコンタクトを取ってください』って言われ、そんなことってできるのかなって思っていたのですが、実際に海に潜ってみると、遠くからイルカが2頭近づいてきてくれて、私の目を覗き込んでくれたんです。緊張しながらも私も目を見返して、アイコンタクトを取りました。そこで一緒に泳げるかもしれないって思って、頑張って泳いでついていきました。ただ、イルカたちの方がもちろん俊敏なのでなかなか追いつけないんですけれど、向こうも何度か近くに寄ってきてくれたりしましたね。すごくおちゃめでかわいい生き物でした」と貴重な経験についても触れた。
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