テレビ朝日系で、7月からスタートする新ドラマのスタート日が解禁された。もはや“夏の風物詩”と言っても過言ではない人気刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」は7月4日(水)、新レギュラーに大杉漣らを迎え、ますますパワーアップした名取裕子主演ドラマ「京都地検の女」は7月5日(木)、関ジャニ∞・丸山隆平が連ドラ初主演を務める金曜ナイトドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は7月6日(金)、そして水曜から木曜へ“異動”する上川隆也主演ドラマ「遺留捜査」は7月12日(木)にそれぞれ決まった。
水曜夜9時枠で放送の「警視庁捜査一課9係」は、主人公の係長・加納倫太郎(渡瀬恒彦)ら、警視庁随一の検挙率を誇る捜査一課9係の個性豊かなメンバーが数々の難事件に挑む刑事ドラマ。'06年から「新・警視庁捜査一課9係」を含め合計6シーズン放送され毎回高視聴率を記録し、刑事ドラマの新境地を開拓してきた。刑事たちのプライベートの描写を控えめにし、二転三転する展開で犯人捜しや真相究明を楽しめるエンターテインメントとして多くの視聴者の支持を得てきたが、今回も個性豊かな7人の捜査官たちが“濃いキャラクター”を全面に押し出して事件を解決に導いていく。出演は渡瀬、井ノ原快彦、羽田美智子、中越典子、吹越満、田口浩正、津田寛治、原沙知絵ら。
木曜ミステリー枠の「京都地検の女」は、“主婦の勘”を武器にさまざまな案件に挑む女性検事・鶴丸あや(名取裕子)の姿を描いた検察ミステリーの第8弾。検察庁内の不祥事による人事異動で、あやの執務室に検察事務官・井森(大杉)が赴任してくる。井森は冷静沈着かつ無表情にあやに詰め寄り暴走を止めるクールな男だが、ひとたび酒が入ると突然冗舌になり、平然とあやの悪口を言う“ぶっ飛んだ”人間にひょう変するという一面を持つ…。ほか、久保田磨希や片岡信和が新メンバーとして登場するなど、若い風が京都に太陽を照らしてくれる。
木曜夜9時枠は上川主演のミステリー「遺留捜査」の第2弾。風変わりな刑事・糸村(上川)が“遺留品”に込められた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の本当の想いと事件の真相に迫る刑事ドラマ。水曜夜9時枠で放送された前シリーズは平均視聴率14.3%を記録した人気作で、今回、糸村は警視庁捜査一課から所轄である月島中央署の刑事課に左遷される。思うように情報収集ができない中、真摯に遺留品、そして“真実”と向き合い難事件に立ち向かう。斉藤由貴、八嶋智人、三宅裕司のほか、田中哲司、岡田義徳、正名僕蔵、眞島秀和という骨っぽいメンバーたちが追加キャストとして発表された。また、主題歌を山下達郎が担当することも話題を集めている。
そして、金曜ナイトドラマ枠の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は、花沢健吾の同名漫画が原作の青春ラブコメディー。関ジャニ∞の丸山が弱小玩具メーカーに勤める、27年間一度も女性と付き合ったことがない“ダメ男”田西敏行を演じる。仕事も恋も何一つうまくいかない男が、南明奈演じる憧れの同僚・ちはるに恋をして、その思いを成就させようと奮闘。恋愛にまっしぐらな“ゴリゴリ男子”のある意味一直線な恋愛模様を伝統の挑戦的ドラマ枠らしく描いていく。
4月・5月の月間平均視聴率で、開局以来初となる2カ月連続のプライム&全日民放トップをマークするなど、好調をキープするテレビ朝日。そんな中、やや振るわなかった4月クールドラマのリベンジとばかりに、ゴールデン帯には実績のある3作品の続編を配し、深夜枠には昨年映画化され大ヒットした「モテキ」と同じテイストの、現代の王道ラブコメディーを編成する“必勝体制”で毎年各局が苦戦を強いられる夏ドラマの本命に躍り出る。
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