サッカー日本代表の本田圭佑選手が6月16日、千葉県内でサッカー教室を開催した。
今回のイベントでは、地元の小学生50人が参加し、鬼ごっご、ボールコーディネーションなどのトレーニングを実施。本田選手は1対1に参加したり、子供たちに加わってフリーキック対決やミニゲームを行ったりしながら約2時間にわたり直接指導を行った。ミニゲームでは、自陣のゴール前からの超ロングシュートやループシュートなどを決め、「最後のミニゲームはアジア最終予選と同じくらい大事な試合だったので、オーストラリア戦は引き分けましたけど、今日は4連勝できて良かったです」と本田選手。
自身が開いている教室について、本田選手は「子供たちには、いくつかのメニューの中でその状況に応じて僕なりの解釈を持ってそれに適したアドバイスをしました。子供は好きです。好きという以上に、“使命感”を感じてこの活動をやっています。僕にしかできないくらいに思ってます」と明かした。また、自らの子供時代について「やんちゃな子供でした。攻撃が好きでしたね。世界一になりたいと漠然と思っていて、今もそう思ってますが、“世界一”と言いながら練習していたような気がする」と振り返った。
「子供のころは、うまくいかなかったり、できた喜びを感じたときよりもできなかったことの方が回数的には多いと思います。僕自身もそうでしたし、最後の試合でも、僕にはまだ勝てないということを一つの経験として、でもいつか僕に勝つという気持ちで練習に励んでいってほしい。きょうの負けで終わりというわけではない。子供たちは僕以上に未来があるし、無限の可能性を信じて2敗3敗したくらいであきらめずに自分の夢を中心に添えて、自分の道を誰にも左右されずに突き進んでほしいのが、僕が子供たちに一番伝えたいことです」とメッセージを送った。