堺雅人主演のフジテレビ系ドラマ「リーガル・ハイ」の最終回が26日に放送され、最終回の平均視聴率が13.4%(※)だったことが分かった。
同ドラマは、堺演じる古美門が、実父で元検事の清蔵(中村敦夫)と母親を訴えた天才子役の訴訟で対決した6月5日の第8話で、最高の14.5%(※)を記録。全話の平均視聴率は12.4%で、大野智主演の「鍵のかかった部屋」16%、中居正広主演「ATARU」15.6%、草なぎ剛主演「37歳で医者になった僕」12.9%、相葉雅紀主演「三毛猫ホームズの推理」12.8%に次いで、全話の平均視聴率としては5位にランクイン。ジャニーズ主演作がランキング上位を占める民放の春ドラマで、大健闘を見せた。
裁判で無敗記録を続けるすご腕弁護士・古美門と新米熱血弁護士・黛(新垣結衣)が裁判で奮闘するドラマは、堺のコミカルな動きや喋りの“エキセントリックキャラ”と、古沢良太の緻密でテンポよい脚本で、回を増すごとに人気を集め、12.8%(※)を記録した9話のクライマックスでは、地元住民側の弁護人となった古美門が、企業との“なれ合い”で戦いを放棄しそうになった原告団を約6分にわたる“魂の名演説”で奮い立たせるシーンには涙した人も多かった。
最終回は、前出の公害訴訟をめぐって黛が古美門の元を去って1年後…公害訴訟で古美門側の証人となった佳奈(田畑智子)が、新しい勤務先・フロンティアケミカルラボで不当解雇され、仙波化学とフロンティアケミカルラボ両社を訴える裁判を黛が弁護することに。黛は古美門に手伝ってほしいと頼むも、多忙を理由に古美門は拒否。裁判初日、法廷で待ち受ける黛の前に、仙波化学弁護士の三木(生瀬勝久)とフロンティアケミカルラボの代理人として古美門が現れる。黛は“古美門には絶対なれない弁護士”を目指し、大貫(大和田伸也)や杉浦(正名僕蔵)、古美門の父・清蔵(中村敦夫)にアドバイスをもらいに行く、という展開。古美門は、歌舞伎の見得(みえ)のような動きやウマの置物と戯れたり、法廷で「もうやめて、お願い!」と泣き顔で叫ぶ、ブルース・リーを彷彿とさせるアクション…などなど、今まで以上の“ハイテンションキャラ”で魅了し、オープニングテーマ「えれぴょん」を歌う小野恵令奈が、数シーンの出演するというサプライズも。
古美門と、新垣結衣や生瀬勝久ら共演陣、鈴木京香らゲスト出演者との“掛け合い”が大きな魅力だった同ドラマ。だが、掛け合いの「名シーン」が、お蔵入りになった事実も。堺は「リーガル・ハイ 公式BOOK」内で、「第2話の終盤、豆腐店の娘・ボニータ(福田沙紀)から依頼された案件が一件落着した後のシーンでは、1分くらいアドリブで、『うちの豆乳は日本一』『日本一』『日本一』とか連呼したりしてね。古美門も必死にボケるみんなにツッコミを入れたりして。全員声をからしたんですけど…まあ、きれいに切られました(笑)」と明かし、「ぜひ(DVDの)特典映像で」とアピール。堺演じる古美門の“顔芸”や“ヘタレ芸”、“魂の名演説”をもう一度見たい人は、お蔵入りシーンにも期待しつつ、DVD、Blu-rayが発売される12月5日(水)まで首を長くして待とう!
※ビデオリサーチ調べ、関東地区
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