朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」~しゃべる犬と小さなキセキの物語~が、東京・ル テアトル銀座にて、7月3日(火)から8日(日)まで上演される。
同作品は、少女と愛犬が織り成すファンタジー・ロマン。高校生の女の子・麻生瞳は、ある日、ロンドンからやって来たシュナウザー犬・ユンカースと出会う。ユンカースは、人間の言葉をしゃべる不思議な力を持ったイヌだったが、ユンカースの言葉は瞳にしか聞こえていない様子。心を閉ざしていた瞳は、しだいにユンカースに心を開いていく。瞳役とユンカース役はダブルキャストで送る。
今回は、稽古場を訪れ、ダブルキャストで主人公・瞳を演じる℃-ute・中島早貴とアップアップガールズ(仮)・仙石みなみに独占インタビューを行い、意気込みや見どころについて語ってもらった。
――同作品は、愛の溢れるファンタジー・ロマンだと思いますが、台本を読んだ感想を教えてください
仙石みなみ(以下仙石)「クライマックスのところを読んだ時は、本当に泣いちゃいました。ユンカースのことを思って言った、瞳ちゃんのせりふは、すごく切なくて…。また、瞳ちゃんの優しさや強さも感じましたし。だから、観に来てくれた方にも感動してもらえるような舞台にしたいなと思いました」
中島早貴(以下中島)「朗読劇は初めてで、『どんな台本なんだろう? ト書きとか多いのかな?』って思っていたんですが、そんなことなくて、すんなり物語の中に入って行けて、とっても感動しました。本当にいい話で、私も泣いちゃいました。どうにかしてちゃんと伝えたいと思ったし、原作がある物なので、原作のファンの方を裏切りたくないなって、気合いが入りました」
――瞳を演じる上で気を付けていることは?
中島「私、もともとしゃべるのが早くて、とりあえずゆっくりしゃべろうと心掛けてますね(笑)。あと、瞳ちゃんは、普通の女の子なので、普通の女の子の喜怒哀楽を激しく(強調して)表現しなきゃなと思ってます」
仙石「私は、中島さんの逆で、普段からしゃべるのが遅いんです。だから、テンポよくいけるように、テンションや勢いを上げるように頑張ってます!」
――稽古中のお互いの演じている瞳ちゃんを見てどう思いますか?
中島「みなみちゃんの瞳ちゃんは、すごく優しい感じがして、同じ役柄なのに、違う瞳ちゃんになってるなって思います」
仙石「私がイメージする瞳ちゃんの話すテンポとかは、中島さんの瞳ちゃんがぴったりで、軽快な感じとか、見ていて『学ばなきゃな』って思いますね」
――朗読劇についてはいかがですか?
中島「初めてで、やっぱり難しいなっていう印象です。普通に演じている時と比べて、声だけで伝えなきゃいけないので、(抑揚をつけるため)声のトーンごと上げたり下げたりして表現してます」
仙石「私も、ほぼ初めての経験なので、難しいです。普通の舞台だと、演じながら目を合わせてみたいなシチュエーションでも、朗読劇は目は合わせないけど、合わせているように見えるようにしたりとか、体を使わず言葉だけで伝えるのは難しいなって思いました」
――もしも、この作品のようにペットと会話ができたらどうですか?
中島「私はイヌを二匹飼ってるんですけど、怖いです。絶対、ウチの子口悪いもん!(笑)」
仙石「私はペットを飼ってないんですけど、めっちゃしゃべりたいです! 『今、どんなこと考えてるんだろう?』ってすごく気になります!」
――瞳ちゃんは大きな夢を持っていますが、お二人の夢を聞かせてください
中島「℃-uteで、もっと頑張りたいです! 将来的には、ドームでコンサートをやりたいというのもあるんですが、とりあえずは、今、回っている会場を今以上に埋めること! そして、もっと℃-uteのことをたくさんの人に知ってもらうことです」
仙石「私は、チーム名の(仮)を取ることですね。とりあえずそれを目標に頑張っているんですが、最近、(仮)に愛着が沸いてきちゃって、無くなるのも寂しくなるかなとも思ってるんですが…(笑)」
――作品中では、ユンカースが三つの願いを叶えてくれますが、もし叶うとしたらどんなお願いをしますか?
中島「三日坊主を直したい! 眠さに勝ちたい! 長風呂を好きになりたい!」
仙石「身長を高くしたい! タイムマシンに乗って、戦国時代に行きたい! ドラえもんが欲しい(笑)」
――最後に作品の見どころをお願いします!
仙石「ただ朗読しているだけじゃなく、映像をふんだんに使ったすばらしい演出もありますので、ぜひ見てください! 朗読劇の枠を超えた作品だと思います!」
中島「見どころはたくさんありますが、やっぱりクライマックスは感動すると思います! あと、個人的には、(田代順役の)コタニキンヤ.さんとの掛け合いが好きなんです! 瞳ちゃんと順お兄ちゃんとのやりとりでは、思う存分に笑っていただきたいですね!」
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