「糸村と友達になるのは難しい」上川隆也が「遺留捜査」懇親会で思わず本音を!?

2012/07/04 06:00 配信

ドラマ

糸村の代名詞でもある自転車に乗ってポーズを決める上川隆也と月島の皆さん(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で、7月12日(木)にスタートする木曜ドラマ「遺留捜査」の制作発表を兼ねた懇親会が、7月3日にドラマの舞台でもある東京・月島のもんじゃ店で、主演の上川隆也が出席し開催された。アットホームな雰囲気の懇親会で、報道陣に“遺留もんじゃ”を振る舞った上川は「僕は月島もんじゃのレクチャーを受けたのですが“僕でもできるんだな”という感想を抱いたほど構えることなく作ることができました」と自信たっぷりの笑顔を見せた。

同ドラマは上川演じる風変わりな刑事・糸村が“遺留品”に込められた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の本当の想いと事件の真相に迫る刑事ドラマ。第2シーズンを迎えるに当たり、糸村は警視庁捜査一課から所轄である月島中央署の刑事課に左遷。思うように情報収集ができない中、真摯(しんし)に遺留品、そして“真実”と向き合い難事件に立ち向かっていく。

上川は懇親会会場に、劇中で愛用する自転車に乗りショルダーバッグを背負ういつものスタイルでさっそうと登場。ドラマの会見としては異例とも言えるもんじゃ店での開催にも、上川は終始リラックスした様子で実に楽しそうな表情を見せた。新作への思いを「前回は警視庁捜査一課という日本の中枢とも言える部署だったからかもしれませんが、どこか爪はじきにされているようなところがあったのですが、月島中央署はいろんなキャラクターの方がいる刑事課なので、キャラクターのバリエーションも楽しんでいただけます。また、町に密着した物語になりますので、事件が起こるたびさまざまな場所に赴いていた前回とはまた違った捜査が行われていくことになると思いますので、違った色を見せていくことができると思います」と熱く語った。

自身が演じる糸村というキャラクターについては「'11年放送された『遺留捜査』では、なるべくどこかで見たことのないような人物を作り上げようと思って、糸村というキャラクターの肉付けを行っていきました。1シリーズ目が終わったときは(自分自身で)やり尽していないと思いましたので、今も同じ思いで糸村を作っています」と役と向き合う姿勢を見せつつ、「でも、糸村と友達になるのは難しいです。僕が人見知りということもあって、腹を割るのに時間が掛かりそうですし、人となりを理解するのには相当時間が掛かりそうな気がしますから(笑)」と、冷静に自身が演じるキャラクターを分析していた。

また、ドラマにちなんで考案された「遺留もんじゃ」を、上川が報道陣に振る舞うひと幕も。途中、もんじゃの“土手”が崩壊するというアクシデントがあったものの、レクチャーを受けたというだけあって見事な手さばきを見せ、記者たちを大いに沸かせた。「遺留もんじゃ」は、7月24日(火)まで月島の“月島もんじゃストリート”にて、月島もんじゃ振興会協同組合に加盟する59店舗で食べることができる。