伊勢神宮の式年遷宮に見る誇り高き日本の伝統

2012/07/24 18:15 配信

芸能一般

制作会見に出席したナビゲーターの夢輝のあ、脚本家・千種清美氏(写真左から)

三重テレビで、2013年1月からスタートする特別番組「お伊勢さん」(全10回シリーズ)の制作発表会が24日、都内で行われ、シリーズを通してナビゲーターを務める夢輝のあ、脚本家の千種清美氏が出席し、番組への意気込みを明かした。

制作される特別番組は、20年に一度、神宮すべての社殿の建て替えなどを行う式年遷宮で最も重要な祭儀である2013年10月の「遷御の儀」に合わせ、2013年1月から月に1回、伊勢神宮の自然や歴史、文化を紹介していく。また、特別番組に向けて、8年前から神宮周辺で執り行われている大祭や神事を取材も進め、さまざまな角度から遷宮を取り上げる。さらに、それぞれの回には阿川佐和子、石坂浩二、桂文珍、草野満代、檀れい、黛まどからがゲストとして登場する。

ナビゲーターの夢輝のあは、「伊勢神宮の魅力に引かれました。ぜひ、この番組を多くの方にご覧いただき、遷宮の素晴らしさを伝えたい」と抱負を語った。また、脚本家の千種清美氏は、「三重の地に生まれ育ち、伊勢神宮について文章をつづっている私にとって、この番組にかかわれることはこの上ない喜びです」と明かし、「神様に常にみずみずしい社殿に鎮まっていただきたいという神道の考え方である“常若(ことわか)”の心は、日本人の精神の根本にあると考えています。真摯(しんし)に番組に取り組んで行きたい」と意欲を示した。最後に、三重テレビ放送の志田行弘社長は、「2000年におよぶ伊勢神宮の歴史や文化をたどりつつ、国民的な大事業を現在まで継承した日本人の心の源流を広くみなさまに伝えることができれば」と力強く語り、会見を締めくくった。