4年に一度のスポーツの祭典がいよいよスタート！ すべての競技の試合を見るのは、学校や会社を休んでも至難の業…。それでも、日本人選手がメダルを手中にした歓喜の瞬間だけは見逃したくない！ そんなぜいたくなわがままを可能にするため、メダル確率の高い日本選手が順調に勝ち進んだ場合の金メダル獲得時刻を大予想しました！ 後編は日本人選手の中でも、特にメダルの期待がが高い競泳・北島康介選手、体操・内村航平選手、ハンマー投げ・室伏広治選手、再び世界一を目指すなでしこジャパンを特集します。
◆競泳・北島康介選手の3大会連続2冠の大記録達成にエールを！
アテネ、北京に続く3大会連続で、平泳ぎ100m、200mの2冠に挑む北島康介選手。強力なライバルの存在に、何とか追い付こうという逆境をエネルギーに変え、また持ち前の勝負強さを発揮しての苦難の末の勝利だった。だが4月、ロンドンでの最大のライバルと予想されたノルウェーのアレキサンダー・ダーレ・オーエンが急逝してしまうという突然のアクシデントに見舞われた。ライバルの喪失による北島の失望は大きいが、闘争心に再び火がともり、見事大記録達成の瞬間を見たいと願わざるを得ない。
☆金メダル予想時刻【7月29日（日）深夜4時10分ごろ（男子100m平泳ぎ）、8月1日（水）深夜3時35分ごろ（男子200m平泳ぎ）】
※「男子100m平泳ぎ・決勝」は深夜1時ほか～日本テレビ系ほかにて生中継、「男子200m平泳ぎ・決勝」は深夜3時30分～NHK総合にて生中継
◆他の追随を許さない！ 体操・内村航平選手の華麗な王者の演技を見よ！
現在、世界選手権3連覇中。その頭抜けた才能は、日本選手中最も金メダルが確実視される。鉄棒と床を得意とするが全ての種目で最高峰の演技が可能なオールラウンダー。19歳で挑んだ北京五輪では銀メダル。以降、世界選手権では正確さと美しい表現力に磨きがかかり他のライバルたちを圧倒、ロンドンでは28年ぶりの個人総合金メダルを必ずや手中にするはずだ。さらに、5日（日）に決勝が行われる種目別で日本の金メダルラッシュの牽引者となることだろう。
☆金メダル予想時刻【8月1日（水）深夜2時00分ごろ（個人総合）】
※「個人総合・決勝」は夜11時30分ほか～日本テレビ系ほかにて生中継
◆37歳の鉄人・室伏広治選手の“魂の闘い”は必見！
37歳となった今も、なお記録の更新を目指してパワフルな投てきを追求する室伏広治選手。思えば父親の重信氏（中京大名誉教授）もミュンヘン大会以降4大会連続で五輪代表となり「アジアの鉄人」と称された。そのDNAが脈々と受け継がれているのだろう、父親同様ロンドンで4度目の五輪代表となったが、すごいのはいまだに世界の強豪たちと金メダル争いを繰り広げていることだ。本人は早くも五輪後の現役生活続行を宣言、この鉄人にとってはロンドンも現在進行形の通過点である。しかも今大会のコンディションは「今までで一番充実している」というように金メダルへの自信は揺らぐことがない。競技生活の年月を積み重ねた夢の大アーチ、2個目の金メダルを期待したい。
☆金メダル予想時刻【8月5日（日）深夜5時15分ごろ】
※「男子ハンマー投げ・決勝」は深夜2時30分ほか～テレビ朝日系ほかにて生中継
◆日本国民に歓喜と感動を！ 「なでしこジャパン」が再びの世界一を狙う！
昨年のワールドカップでの優勝は東日本大震災の被害に沈む国民を奮い立たせたなでしこジャパン。世界の頂点に立った今、日本は各国から目標とされる立場に変わったが、悲願の五輪初優勝に向かってその強い意志は強まる一方だ。グループリーグでは上位2チームが決勝トーナメントに進出できるが、日本の突破はまず間違いないところ。その先にはフランス、ブラジル、アメリカといった強豪国が待ち受けるが、一時、戦列を離れたエース・澤穂希選手も完全復調し、チームのムードも上々。持ち前の速いパス回しと、積極的に相手の裏を突く川澄奈穂美選手、大野忍選手らの飛び出し、トップに張る大儀見（永里）優季選手の決定力は世界でもトップクラス。過去一度もW杯と五輪の連覇をなし得た国はないが、なでしこたちの五輪の舞台に懸ける強い思いは、再び日本中を歓喜と感動に包んでくれるはずだ。
☆金メダル予想時刻【8月9日（木）深夜5時40分ごろ】
※「女子サッカー・決勝」は深夜3時30分～NHK総合にて生中継（予定）
※記事は、週刊ザテレビジョン30号（7月25日発売）から一部抜粋したものです。週刊ザテレビジョン30号では、写真付きのコラムを掲載しております。
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