「追い込まれるとワクワクする!」昼ドラ主演・井上正大のストイックな素顔に迫る!

2012/08/08 15:04 配信

ドラマ

昼ドラマ「ぼくの夏休み」第二部で主人公・青山和也を演じる井上正大(写真提供 東海テレビ)

8月7日から第二部に突入した昼ドラマ「ぼくの夏休み」(フジテレビ系)で、20歳になった主人公・青山和也を演じる井上正大にインタビューを行った。

同ドラマは、太平洋戦争真っただ中の日本にタイムスリップしてしまった兄妹が、力を合わせてその時代を生き抜いていく物語。第一部で、時空を超える汽車に乗り昭和19年の日本にタイムスリップした幼い兄妹の和也(綾部守人)とはる菜(二宮星)は、住み込みで働くことになった旅館の人々や戦争に巻き込まれ、生き別れになってしまう。それから8年後を描いた第二部では、20歳になった和也と17歳のはる菜が再会。しかし、二人は互いを兄妹だと気付かず引かれ合い、切ない恋物語へと発展する。

井上は「和也はとても人情味があって、妹や栄次郎など、周りの人を支えて生きている責任感のある男性。そんな魅力的な役なので『とてもやりたいな、この役を演じたらきっと楽しいんだろうな』と思いました。正直和也のような体験はうらやましいと思っていて、僕が戦時中にタイムスリップしてしまったら、きっと『ふざけんなよ!』って思うと同時に明日死ぬかもしれないという状況にワクワクすると思うんです。ぬるい所より厳しい環境に居た方が自分はいい顔をしているし、追い込まれれば追い込まれるほどその状況を楽しめるタイプなんです」とストイックな一面を見せた。

また、「和也の幼少期を演じた綾部(守人)くんに『僕は走るときになぜか左手を回すので、それを引き継いでくださいね』って言われたんですけど、その癖は8年の間に克服したということで実践していません(笑)。でも、この前メークさんが持っていたくちびるの形をしたリップクリームで遊んでいたら『綾部くんも同じことしていたよ!』って大笑いされて、不思議な縁を感じましたね」とにっこり。さらに、この夏の予定について「いまはこの作品に夢中ですね。いつも松田(秀知)監督に徹底的に演技指導をされていますが、僕にとっては本当に良い刺激になっているんです。『なるほど、盲点だったな』って気付くことが多いので、少しでも多く指導を受けたいし、一秒でも多く一緒に仕事がしたい。毎日が勝負だし、松田監督の元で演技できることが本当に幸せです」と語る。

続けて、「この作品を撮り終えたら長野県の分杭(ぶんぐい)峠に行きたい! パワースポットが好きで、ここに行くとすごく元気が出るんです」と笑顔で明かす。「僕の友人は人のオーラを見られるんですけど、その人が言うに本当にすごい人は全身からオーラが出ているみたいなんです。僕もいつか全身でオーラをまとえるように頑張りたいです」。

最後に、「和也は自分の気持ちに気付いていないだけで、本当ははる菜と再会した時に一目ぼれしたんだと思うんです。なので、二人が引かれあって、これからどんどん切ないことになりますよね。絶対に結ばれない人を好きになってしまうってすごく悲しいことだけど、その運命を背負って和也がどうするのかというところが見どころです。脚本も監督も素晴らしいので、あとは僕の頑張り次第。和也の実直さや、体ひとつで人のために頑張っている姿勢を見て『こういう人間ていいな』って思ってくれる方が一人でもいらっしゃったらうれしいです」とアピールした。

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