アニメ「境界線上のホライゾンII」のエンディングテーマが発売直前!結城アイラにインタビュー!!

2012/08/07 11:00 配信

音楽 アニメ

8月8日(水)にニューシングルを発売する結城アイラ

数多くのアニメソングを歌う結城アイラが、MBS、TOKYO MX他にて放送中のアニメ「境界線上のホライゾンII」のエンディングテーマ-Side SunSet-「悲しみは誰の願いでもない」を8月8日(水)に発売する。「境界線上のホライゾン」は川上稔原作のライトノベル(アスキー・メディアワークス刊)で、戦国学園ファンタジー作品。'11年10月からアニメ第1期が放送され、'12年7月から第2期が放送されている。今回はその第2期のエンディングテーマを歌う結城アイラ本人に、楽曲に込めた思いを聞いた。

――新曲に込めた思いをお聞かせください。

原作の「境界線上のホライゾン」が壮大な世界観なので、曲もこだわって作りました。最初に曲をもらった時の印象は、ガールズバンドみたいなキャッチーな印象の曲だったんですけど、アレンジがどんどん変わっていきました。

――どのように変わっていったのですか?

アレンジが10回以上も変わりました。レコーディング中やミックス作業中にも変更がありました。そこまで変更することはなかなかないですね。作品の世界観に合わせたものになっていって、最終的に打ち込みメインの曲になりました。それに伴って私も歌い方を変えたりして、熱く歌い上げるような曲だったので、レコーディングの時も声が枯れる手前まで歌い込みました。前回の「星が永遠を照らしてる」とは全然タイプの違う楽曲で、これぞアニソンだなというか、作品に沿ってカラーもどんどん変わっていくのが面白いなとあらためて感じる曲になりました。

――エンディングテーマは奥井雅美さんが歌う「ソラノウタ」と2種類用意されており、アニメの内容に合わせてエンディングが変わるそうですね。

1期の時からアニメを見ていたのですが、アニメの終わり方によってエンディングが違うのが面白いなと思っていました。いつ流れるか私も分からないので、自分でもどっちのエンディングが流れるんだろう?と毎回、ドキドキしながら2期を見ています。6月24日に行われた「境界線上のホライゾン 武蔵アリアダスト教導院学園祭学園祭」というイベントで奥井さんとお会いして、奥井さんもこの作品の曲を作るまでに苦労されていて、5回も作り直されているという話を聞きました。それぐらいみんなが力を入れていて、この作品を盛り上げていこうという思いが伝わってきました。原作者の川上さんにも後半の内容に合っているよとおっしゃってくださって感激でした!

――歌詞を最初に見た時の印象はいかがでしたか?

(作詞を担当している)畑亜貴さんは要点を拾っていくのが上手な方なので、このことを言ってるのかな、この人のことを言ってるのかなぁとすぐ連想できたので、歌詞の世界に入りやすかったですね。歌詞の世界は悲しさや苦しさを歌っていて、悲しいけどシャウトする、シャウトすることで希望を見出していくみたいな歌い方になったらいいなと思ってレコーディングしました。

――歌詞や歌う時に、イメージしたものはありますか?

サビの部分でトーリくん(主人公、葵・トーリ)を思い浮かべました。トーリくんって悲しんじゃいけない人なんだけど、本当は最初にホライゾンが事故に遭っちゃた時にいろんな思いを抱えていたんだろうなとかを想像しました。今まで歌ってきた曲の中でも気が抜けない曲だったので、身体に力を入れてアドレナリンをずっと出してるような感じがしますね。1曲歌っただけで力を使い切ってしまうので、ライブで歌う時にこれはやばいぞと思って、この曲がきっかけでジムに通い始めました。

――先日行われたしほりさんとのライブでも歌われたそうですね。

アコースティックライブだったので、当初アコースティックでやる予定だったんですけど、アニメの中で流れているものと同じ音でお聴かせした方がいいかなと思いまして、オケで歌わせてもらいました。ちょっとテンションが上がってしまいまして、アコースティックライブなのにお客さんをスタンディングさせてしまいました。うしろの見ている人たちとも距離を縮めたくて、気付いたら客席の真ん中の方まで出張しちゃったんですよ(笑)。

――カップリングの「LETTER SONG」はどんな曲ですか?

ファンの皆様に向けた手紙のような曲で、今までの中でも一番明るい曲ですね。初めてこういう歌詞がいいですと自分が希望を出して作った曲なので、私の気持ちをそのまま書いてくれました。キーが高くて、出るか出ないかわかないぐらいの声を出しています。毎回レコーディングの度に新しい発見や挑戦ができるのが楽しいですね。

――最後にファンへのメッセージをお願いします。

「境界線上のホライゾンII」の作品にすごく合ってる曲だと自分自身でも思っていて、ライブでも盛り上がれる曲の中心になっているので、CDだけではなく、生でも皆さんといっしょに楽しめたらいいなと思っています。