'13年はローカルアイドルの時代? LinQやNegiccoなどが大躍進!

2012/08/07 20:16 配信

芸能一般

福岡を拠点に活動する31人組のLinQは16人でTIFに登場

アイドル111組732名が参加したイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)が8月4日、5日にお台場・青海特設会場で開催。東京を中心に活動しているアイドルだけでなく、地方が活動拠点のローカルアイドルも多数参加した。中でも、出演アイドルの1/5、22組しか立つことが許されない「Zepp Diver City」のメーンステージに、アイドリング!!!、SUPER☆GiRLS、ぱすぽ☆らオリコンCDチャートで上位を獲得するアイドルらと並び、福岡のLinQ、仙台のDorothy Little Happy、新潟のNegiccoが登場し、大いに会場を盛り上げ、「ローカルアイドル大躍進!」というイメージを植え付けた。

'03年から活動し、9年のキャリアを経ているNegiccoのMeguは、メーンステージに立てたことに感激し、「一番大きい会場に出させていただき、本当にありがとうございます…」と感極まって号泣。その他のステージでも日本各地から集まった“ご当地アイドル”たちが、趣向を凝らしたパフォーマンスを披露し、ファンに自分たちの魅力をアピールした。今回、メーンステージに立ったLinQ、Dorothy Little Happy、Negiccoは地元で着実に人気を伸ばし、今後は東京(全国)進出を図ろうとしているグループ。今回のメーンステージ登場は、その目標に向けて、第一歩を踏み出したといえる。

22組のトップバッターとして、8月4日の午前中に登場したのがLinQ。「Love in 九州」を意味し、アイドル活動でさまざまなものと“リンク”して「笑顔の架け橋」を目指すLinQは、'11年活動開始の31人グループ。タワーレコードが'11年に設立したアイドル専門のレコードレーベル・T-Palette RecordsからCDをリリースし、7月18日発売の「シアワセのエナジー / 祭りの夜~君を好きになった日~」は、すでにオリコンウィークリーチャート6位、デイリーチャートでは最高4位を記録した。そんな彼女たちは、3年目で初出場となった「TIF」には15人体制で登場。さらに、18歳以上のメンバーで構成される「LinQ Lady」と、高校生以下のメンバーから成る「LinQ Qty」の各ユニットでも曲を披露。「メーンステージトップバッターということで、ガンガン盛り上げていきましょう!!」とファンに呼び掛け、デビューシングルでライブの定番曲「ハジメマシテ」や「カロリーなんて」など6曲をパフォーマンスした。

仙台から来たDorothy Little Happyは5人ならではの統一感のあるダンスで会場のファンを魅了。7月11日にエイベックスから発売された「飛び出せ ! サマータイム」では、オリコンデイリーチャート2位を記録している。そんな彼女たちは、地元・仙台の東日本大震災からの復興をテーマにした「Life goes on」など、8曲を歌い上げた。

LinQと同じくT-Palette RecordsからCDをリリースしているNegiccoも、注目のローカルアイドル。'03年に、JA全農にいがたが展開する、新潟の名産品「やわ肌ねぎ」のPRキャンペーンから生まれた彼女たちは、'08年リリースの「圧倒的なスタイル」が1月から「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系)のエンディング曲になるなど、9年のキャリアを経て、注目度を高めた。同曲は、ファン同士が肩を組んで盛り上がれる曲で、今回のステージでも最後に披露。その他、「こんにちネギネギ」というあいさつや、ネギを会場に投げ入れるパフォーマンスなどで、ファンを大いに沸かせた。

メーンステージには登場しなかったが、Dorothy Little Happy と同じく仙台のParty Rockets、Negiccoと同じく新潟のRYUTist、愛知のしず風&絆、OS☆U、チームしゃちほこ、関西のJK21、広島のまなみのりさ、愛媛のひめキュンフルーツ缶、など、多くのローカルアイドルが「TIF」各会場に登場。それぞれ単独のステージのみならず、東日本と西日本に分かれて集まってのコラボステージなども行われた。来年はこの中から何組かがメーンステージに上がるかもしれない。