「第44回思い出のメロディー」ことしのテーマは、“今日から明日へ 時代をつなぐ歌がある”

2012/08/12 00:29 配信

音楽

司会の黒崎めぐみアナウンサー(左)と市川猿之助(右)

'69年に始まり、ことしで44回目を迎えるNHK総合・ラジオ第1の音楽番組「第44回思い出のメロディー」の公開収録がNHKホールにて行われた。

「思い出のメロディー」は、'69年から毎年夏に放送されてきたNHKの風物詩。一般からも“思い出の一曲”を募集し、懐かしの名曲や、もう一度見たかったあのスターに出会える音楽番組だ。今回の番組のテーマは、“今日から明日へ 時代をつなぐ歌がある”。青春のスター・舟木一夫と、銀幕のヒーロー・小林旭の2人が久しぶりに同番組のステージに登場するほか、終戦後に人々を勇気付けた流行歌「青い山脈」を氷川きよしが熱唱、また、昨年ピンク・マルティーニとの共演で話題になった由紀さおりが自身の代表曲「夜明けのスキャット」を披露するなど、盛りだくさんの内容となっている。さらに、戦後復興の時代を描いたNHK朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」から、ヒロインの堀北真希がスペシャルプレゼンターとして当時の流行歌を紹介する。

司会は、今年6月に襲名したばかりの四代目市川猿之助と、黒崎めぐみアナウンサー。次世代の歌舞伎界を担う市川猿之助は今回、初めて司会に挑戦する。公開リハーサル後に行われた取材会で市川猿之助は“歌の力”について、「人は涙を流したときに素直になって、また明日から頑張ろうと思う。涙を流して感動させる力が歌にある」と語った。