「遺留捜査」糸村聡の“相棒”は自転車!? その魅力を上川隆也が告白!

2012/08/23 09:00 配信

ドラマ

上川隆也演じる糸村が愛用する自転車。名前はないが、こだわりはある(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で、毎週木曜夜9時から放送中のドラマ「遺留捜査」。8月16日に放送された第5話では、月島中央署・刑事課の中心人物で、田中哲司演じる長瀬刑事が殉職するなど、ハードボイルドな内容も話題を呼び、並み居る話題作を押しのけ、今クールの民放連続ドラマでは平均視聴率ベスト3の人気をキープしている。そんな同ドラマの主人公は、上川隆也演じる糸村聡。マイペースでつかみどころはないが、被害者が遺した遺留品から“被害者の最後の声”を聞き、難解な事件を解決に導く不思議な魅力が満載な刑事だ。そんな糸村が事件現場を訪れる際や、月島中央署に帰る際などの移動手段として愛用する“相棒”の自転車について、上川に話を聞いた。

――糸村刑事が愛用する自転車は上川さんの強いこだわりがあるというお話ですが、“糸村の象徴”(?)として、特にこだわった点を教えてください。

“糸村の象徴”というお話は、初めて伺いました(笑)。ですが、今回ドラマの舞台が(捜査一課から)所轄に移り、自分専用の自転車で移動することになるということでしたので、何か自転車に特徴が付けられないかと撮影前の話し合いで提案させていただきました。さまざまな改造案が出ましたが、最終的に現在の形に落ち着いたみたいですね。

――“釣りざお立て”が搭載されていて、警察署がある月島仕様になっているのかなと思いますが、これは場所を意識してアイデアを出されたのですか?

まさしく先述した、撮影前に出されたアイデアの中で採用されたモノの一つが、その釣り竿です。「月島界隈の運河で糸村に釣りをさせたい」と監督がおっしゃっていた事を受けて「本来、警棒が差してあるホルダーに、常時さおが差さっていたらどうか?」と提案させていただききました。

――実はひそかに自転車に名前を付けていたりしますか? もしくは、もし付けるとしたら何という名前にしますか?

糸村は、そういった事には興味がないんでしょうね。名前はありません。そして糸村がしようとしない事には、僕は口出ししません。

――そんな“愛車”の乗り心地はいかがですか? 実際に乗られてみての感想、さらに「ここを改良したい」などあれば教えてください。

乗り心地には何の不満もないのですが、今回は夏のドラマでしたので炎天下の中にしばらく置いておかれて、充分に太陽熱を吸収した真っ黒いサドルの温度。そして、それをお尻で受け取った時の感想は、たぶん文章では説明し尽くせないと思います(笑)。

8月23日(木)放送の第6話は、長瀬亡き後の月島中央署刑事課をまとめようと肩に力の入る佐久間(八嶋智人)は、二宮(岡田義徳)、仙堂(正名僕蔵)、遠山(眞島秀和)ら同僚刑事を屋形船に誘い、労をねぎらう中、佐久間の剣道教室の教え子である亨(川野直輝)が、岸辺で男性を暴行している現場を目撃。亨を止めようと佐久間らは急いで陸上へ上がるが、到着したときすでに亨の姿はなく、そこには頭から血を流した男の遺体と、亨のイニシャルが入った凶器のパイプレンチが残されていた。やがて、被害者は亨の亡き母の手術を執刀した医師と判明。一方、糸村は遺留品の中から発見したもんじゃ焼きのハガシが、被害者の学生時代の思い出の品と気付き、独自の視点で捜査を開始する…。