「4位でも2位でも変わらないと思ってた…」内村航平があの瞬間の心境を告白！

コナミスポーツ＆ライフは、8月23日、東京ミッドタウンにて「KONAMI 競技部 ロンドンオリンピック日本代表選手報告会」を行い、ロンドンオリンピックの体操日本代表の内村航平選手、山室光史選手、田中佑典選手、競泳日本代表の藤井拓郎選手の4人が出席した。

選手たちはそれぞれ獲得したメダルを首に掛けて登場。国民的英雄たちの登場に会場に詰め掛けたファンから歓声が上がっていた。

イベントでは、一人一人がファンにあいさつ。「皆さんの応援があったから頑張れました」と感謝の言葉を述べ、「今回は種目がバタフライから自由形になって、とてもプレッシャーの掛かる場面だったんですが、4年間やってきたことを全部出し切れたと思います」（藤井選手）、「初めてのオリンピックは想像していたより辛い…ところもあったんですけど、オリンピック独特の緊張感を楽しみながら試合ができました」（田中選手）、「途中で怪我をしてしまって、僕自身、情けない試合になって、苦い思い出になったんですが、4年後にこの借りを返せるように頑張ろうと、今は思っています」（山室選手）、「僕のあん馬の演技の後、コーチたちが抗議をしてくれて、4位から2位になったんですが、その時は2位になっても心境の変化はなく『4位でも2位でも変わらない…』っていう気持ちだったんですけど、よくよく考えると、チーム全員で頑張って勝ち取った銀メダルなのに、自分だけそういうふうに勝手に思ってていいのかっていう気持ちもあって…。今、思い返すと、チーム力の高い団体戦ができたので、またこのチームで4年後リベンジできたらいいなという思いが込み上げてきました」（内村選手）とそれぞれ振り返り、心境を語った。

また、内村選手は個人総合の試合の最後の床の演技を終えた後、観客席に向かって合掌する仕草をしたことについて「5種目まですごくいい流れで来ていたのに、最後の最後、得意の床でミスをしてしまったので、応援しているチームメイトの方と、家族の方に『最後の最後にミスをしてごめんなさい』という気持ちで手を合わせました」と明かした。

選手たちが獲得したメダルを、東京ミッドタウン内にて8月24日（木）から26日（日）の3日間の期間限定で展示。