三菱電機は、家庭電気事業部門の新たなトータルコンセプトとして「スマートクオリティ」を展開することを発表した。同社はこれまで、超高齢化社会でも高性能の家電製品を使いこなすことができるような機能を備える「らく楽アシスト」と、無理なくエコを実現できる「節電アシスト」の2つのコンセプトを打ち出してきたが、「スマートクオリティ」はこの2つを統合強化させたもの。今後は、家屋全体のスマート化“スマートハウス”の推進へ取り組みをシフトしていくという。その一例として、会見会場では、人が部屋からいなくなり一定時間が過ぎると自動的に控えめな運転になったり、スイッチが切れる「スマートSTOP」システムを搭載した新製品のエアコン「ハイブリッド霧ヶ峰」の実演が行われた。
また、会場には、「スマートクオリティ」のイメージキャラクターに就任した杏が登場。モデル、女優、ミュージシャンとして幅広く活躍している杏だが、常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長の梅村博之氏は、起用の理由として、その多才でフレッシュな姿が〝スマート〟なイメージと重なることを上げた。あいさつを求められた杏は、「このような大きなお役目をいただいて少し緊張しています。楽しみながら(新しい考え方を)提案し実行していくことは、私自身もこの先の暮らしに生かしていきたいなと思っています」とコメントした。