フジテレビ系にて10月スタートの火曜9時枠ドラマが「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」に決定し、生田斗真が主演を務めることが分かった。
同ドラマは高知・四万十川を舞台に、将来への漠然とした夢や不安を抱きながら暮らす7人の若者の心の葛藤を描く青春群像劇。「スタアの恋」('01年、フジ系)や「フリーター、家を買う。」('10年、フジ系)を手掛けた橋部敦子が脚本を務めるほか、「ストロベリーナイト」「リーガル・ハイ」(共に'12年、フジ系)の演出を務めた石川淳一などがスタッフに名を連ねる。
生田演じる主人公・丈太郎は、派遣社員としてそこそこの満足と不安を抱えた日常を送る今どきの若者。だが、ある日派遣切りに遭い、7年付き合った彼女とも破局。疎遠になっていた実家に戻るも、役所勤めの堅実な弟の存在で自分の居場所が無くなっていた。丈太郎が途方に暮れる中、偶然インターネットで高知・四万十の“地域おこし協力隊”の活動を知る。興味を持った丈太郎は、縁もゆかりもない四万十市に住む決意をする。
ヒロイン・かほりを演じるのは真木よう子。東京の有名私立医大を卒業後、高校時代からの夢であるがんの研究医として最前線の医局に勤務していた。だが、ある日指導医に転勤を言い渡され、生まれ故郷である四万十市の市民病院に臨床医として派遣されることに。夢破れて失望に暮れる列車の中、偶然丈太郎と同乗する。その後も丈太郎に親近感を抱かれてしまうが、かほりは丈太郎の能天気ぶりが気に障って仕方ないという役どころだ。
ほか、丈太郎が働くことになる“地域おこし協力隊”の隊長・順一を桐谷健太、かほりの勤務先でかほりと対立する看護師・彩花を香椎由宇、高校時代のかほりの恋人で現在は彩花と同棲中の理学療法士アシスタント・弘樹を柄本佑、丈太郎を何かと気にかける不動産会社勤務の春菜を木村文乃、そしてかほりの姉で医者のかほりにコンプレックスを抱く主婦・さよりを国仲涼子が演じる。
プロデューサーの成河広明は「いま本当に難しい社会の荒波にもまれている“ロスジェネ世代(さまよえる世代)”。30歳を目前にした時、ふとこれまでの人生を振り返り、反省し、そしてこれからの人生を模索して悩む。それは一度は誰もがぶつかる壁です。主人公・丈太郎は、“ロスジェネ世代”の若者を等身大に投影しながら、どこか前向きになれる“寓話(ぐうわ)的なヒーロー”です。そんな30歳目前の若者のさまざまな表情や心の揺れを演じられるのは、生田斗真さんしかいないと思い、ご出演をお願いしました」と同ドラマへの思いを明かしている。
自然豊かな四万十を舞台に、個性派俳優の男女7人がどんな群像ドラマを織り成すのか、要注目だ。
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