'13年1月からNHK BSプレミアムの「BS時代劇」で、3月からNHK総合の「大型時代劇」として放送予定の「火怨・北の英雄 アテルイ」の制作発表会見が、9月2日、都内で行われ、主演に決定した大沢たかおが登場した。
本作は、東北を平定しようと攻め上がる朝廷軍の襲撃に、命を捨てて一族の未来を救った古代東北の英雄・アテルイの生涯を描いた歴史冒険巨編。震災後、復興に向けて誇り高く生きている“東北の人たちへの応援歌”を目指して制作されることになった。原作は高橋克彦「火怨 北の耀星アテルイ」。
大沢は本作への思いを「俳優として(東北の人へ向けて)何かできることはないかと模索している時にお話を頂き、すごく共鳴し、参加させていただくことに決めました。('11年放送された「JIN-仁- 完結編」で)ドラマが一段落して、体力的にもドラマは当分ないかなと思っていたのですが、この企画を聞いて武者震いするといいますか、演技者としてだけでなく、人間としていろいろな思いを込めてぶつかっていける作品だなと思いました」とコメント。
また、制作統括の真鍋斎氏は大沢の起用の理由を「強さと優しさを兼ね備えた大沢さんはまさに“アテルイ”そのものになると確信している」と、作品についても「ふるさとを愛する気持ちを端的に描くという意味で、('13年放送予定の)大河ドラマ『八重の桜』、連続テレビ小説『あまちゃん』を超えるものになるだろう」と力強く語った。
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