「(今後も)ずっとやってみたい」水谷豊が“歌麿”第2弾制作発表で早くも次回作を期待!?

2012/09/13 19:06 配信

ドラマ

「ドラマスペシャル だましゑ歌麿II」の会見に出席した鈴木杏樹、水谷豊、岸部一徳(写真左から)(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で、9月15日(土)に放送されるドラマスペシャル「だましゑ歌麿II」の制作発表記者会見が、13日に都内で行われ、主演の水谷豊、鈴木杏樹、岸部一徳が登壇した。約3年ぶりに歌麿を演じた、水谷は「今回、30数年ぶりに京都の殺陣師の方にご指導いただきましたが、とても素晴らしいご指導で、僕は立ってるだけなのにみんな切られてくれるんですよ(笑)。冗談ですよ、ちゃんとやりました。僕は立ち回りっていうのはあまりないので、新鮮でした」と冗談交じりに撮影を振り返った。

同ドラマは、ミステリーやSF、時代・歴史小説と幅広い分野で活躍する高橋克彦氏の「さやゑ歌麿」(文藝春秋刊)が原作で、水谷扮(ふん)する江戸後期の浮世絵師・歌麿が、幕府の弾圧と戦いながらも江戸を騒がせる謎めいた事件を、南町奉公所同心・仙波(中村橋之助)、錦絵版元・蔦屋(岸部)らと解決する痛快時代ミステリー。'09年の放送では、あでやかな当時の美人画を情念を込めて描くきらびやかなシーンなども注目を集め、15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録。第2弾となる今作では、歌麿ら中心人物のキャラクターはそのままに、ミステリアスなキャラクターが勢ぞろい。エンターテインメント性豊かなストーリーで、謎が謎を呼び、その絡み合う交錯した人間模様を解いていく、新感覚の時代劇となっている。水谷、中村、鈴木、岸部のほか内山理名、染谷将太、萬田久子、原田龍二、甲本雅裕、渡辺いっけい、そして古谷一行らが出演する。

'09年の第1弾の高視聴率に続き今作への期待が高まるが、さらに今後のシリーズ化について、水谷は「最近時代劇が少なくなってきておりますけど、時代劇があった方が良いなと思います。これがどこまでできるか分かりませんけれども、歌麿というのはずっとやってみたいなという思いはあります。第2弾で一番好きなところとして、蔦屋さんのせりふで『歌麿さんは日本の宝です』というせりふがあるんですけど、これまさにいろんな意味が含まれていると思うんですよ。なので、もし次があるとしたらやってみたいなと思います」と期待をのぞかせた。

また、鈴木は「今回、橋之助さん演じる仙波と結婚しまして、仙波にはお母様がいるんですがお宮参りに出掛けていて一緒にいるシーンがなかったです。なので、“嫁姑バトル”というかやり取りがなかったので、第3弾ではお母様にお目にかかりたいです」と具体的なポイントを上げた。一方、岸部は「続くものならばやりたいです。例えば鈴木さんが結婚したところで終わるとしたら3年後にこれの続編を撮ったときに、3年間一緒に生活していたように見えるんですね。そういうものが続いていくともっと深みのあるものになるのかなと思うので、続いていって欲しいです」と笑顔を見せた。