'13年4月1日(月)スタートのNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の出演者が、同局にて発表された。
同ドラマは東京では内気だったヒロイン・天野アキが東北の北三陸の海で海女を目指すうちに笑顔あふれる女性に成長し、やがて地元のアイドルをなっていく物語。宮藤官九郎がオリジナルで描く人情喜劇だ。
アキを演じる能年玲奈に加え、あらたにアキの母・天野春子役に小泉今日子、アキの祖母・天野夏役に宮本信子、ほか、尾美としのり、杉本哲太、小池徹平、渡辺えり、橋本愛、吹越満、福士蒼汰、有村架純、蟹江敬三、木野花、美保純、片桐はいり、でんでん、塩見三省、平泉成、荒川良々ら出演者が発表された。
チーフプロデューサーの訓覇圭氏は「北三陸を舞台にした前半の故郷編では、ヒロインが海女修業を通して田舎町をどんどん好きになっていく過程を描きます。町を好きなるということはそこの大人を好きになることではないかと。愛すべき大人の方々の泣き笑いを届けられると思っております」とコメント。続けて「キャスティングは大人の魅力」と語り、非常に力を入れてオーディションを行ったと告白。「次々と若い子がたくさん登場してきます。フレッシュな才能が、1年に及ぶ撮影の最後にはベテラン陣を凌駕するような笑顔を見せてくれるだろう」と期待を口にした。
アキの母・天野春子を演じる小泉の朝ドラ出演は初。小泉は「早起きができるお年頃になってきて、そうすると朝ドラを見るんですよね。ヒロインの気持ちと一緒になって泣いたり、笑ったり、その町の人を応援したり。それが今回(朝ドラに)出る側になるということで、とってもうれしいです。私が受け取ったような気持ちを私たちで全国の皆さまに届けたい」と朝ドラへの意気込みを語り、ヒロインの能年へ向けて「先日はじめて顔を合わせて、本当にキラキラした魂のようなものを感じました。これからこのドラマを通してヒロインとして成長していくと同時に、能年さんが女優として何かを見につけていく瞬間が見れるんだろうなと思ってとてもわくわくしていますし、命を懸けてお守りしたい」と思いを明かした。
また、海女を目指すことになったアキを、厳しくも温かく指導していくアキの祖母・天野夏を演じる宮本は「精一杯楽しく、その土地に生きている、そういうおばあさんを演じてみたい」と語り、ヒロインの能年について「本当にかわいいなぁって思います。そして素直だなぁって思います。だから芝居が上手下手ということではなく、彼女が持っている心の清らかさっていうのかしら、そういうものを大切にしてこの長丁場を行ってくれたらなと思います。私たちで支えていきます。ぜひ楽しい番組にしたい」とドラマへの抱負を口にした。
最後にヒロインを演じる能年は「共演する方々の名前を聞いたときに、絶対楽しいだろうなとわくわくしていました。新人でへたくそですが、精一杯、食らいついていきたい」と緊張ながらにヒロインを演じる意気込みを語り、小泉との共演について「伝説のアイドルの小泉さんの娘役で、しかも自分がアイドルを目指す役ということですごく今、緊張してます。お会いしたら本当に素敵な方でお綺麗で、めちゃくちゃドキドキしてます!」と若さあふれる発言をして、会場を沸かせた。
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