「支えたいと思わない男はいないでしょ」松岡昌宏がヒロイン・北川景子を絶賛!

2012/09/18 18:00 配信

ドラマ

「みをつくし料理帖」で、料理人を志すいちずでけなげなヒロイン・澪を熱演した北川景子(C)テレビ朝日

テレビ朝日系で、9月22日(土)に放送されるドラマスペシャル「みをつくし料理帖」の制作発表記者会見が17日に行われ、主演を務めた北川景子原田美枝子貫地谷しほり平岡祐太、室井滋、大杉漣、松岡昌宏が登壇した。

本作は、累計190万部を突破する髙田郁の人気時代小説シリーズを初ドラマ化。江戸を舞台に、北川演じる澪が次々と降り掛かる困難を乗り越え、料理人として成長していく少女の奮闘を描く。

主演の北川は「何があってもめげることなく、真っすぐにひたむきな澪の姿に共感しました」と明かし、久しぶりの時代劇出演については「着物のさばき方、たたずまい、かつらなど、扮装しているけど、それをいかに自然に見せるかを意識しました」と振り返る。一方、澪に的確なアドバイスを送る常連客・小松原を演じた松岡昌宏は、「こんなにおいしい役はあるのかと思うくらい」と話し、北川のヒロインについて「一言でいうとけなげ。本当にけなげでね。悲しいことがあっても、一生懸命負けずに乗り越えて横で見てて、支えたいと思わない男はいないでしょ」とニッコリ。

また、真夏の京都での撮影となったことで出演者一同は口をそろえて熱かったと語りつつも、「室井さんとホテルの屋上から大文字焼きを見られた」(原田)、「大杉さんと京都の街で電気店や焼き肉店に行ったり、京都の食を堪能しました」(平岡)と京都を満喫したそう。

さらに、会場には劇中でキーポイントとなる“茶わん蒸し”が登場。劇中の物に、北川のアイデアがプラスされた冷製の茶わん蒸しを味わった貫地谷は「劇中のものもおいしかったけど、これもとってもおいしい! 冷製なので、あの時(撮影のとき)に食べたかったですね(笑)」と称賛。料理が得意な松岡も「おだしの香りがいいですね」とうなり、「僕がテレビ局の人間だったら、料理番組やらせますよ!」と喝采を送った。

【ドラマあらすじ】

水害で両親を亡くした澪は、大坂の名料理屋「天満一兆庵」のおかみ・芳(原田)に奉公人として拾われ、12歳から“女料理人”として板場修業を始める。そんな中、「天満一兆庵」が火事で焼失し、主人の嘉兵衛も亡くなってしまう。芳と江戸に来た澪は、種市(大杉)と出会い、「つる家」で働けることに。だが、初めて作った「白みそのカキの土手鍋」を客に出した途端、箸も付けずに「食えたもんじゃない! だいたい、女が作った料理なんか食えるか!」となじられてしまう。種市から「上方の料理を食べたことがないのだろう」と慰められるも、江戸と上方の味や調理の違いに戸惑い、自信を失ってしまう。

一方、「つる家」の常連客・小松原(松岡)は、種市から澪を雇った理由を聞き、落ち込む澪に「泣いている暇があるなら、自分の力でなんとかしろ。店主を大事に」と声を掛ける。その後、江戸には職人が多く、自然と味の濃いものを好むと知った澪は、だしの味を変え、少しづつ店に客を呼び戻せるように。だが、澪は久しぶりに店に現れた小松原に「この味に得心(とくしん)しているのか?」と聞かれ、「一番の欠点から目をそらすな」と告げられる。