BS12ch TwellVで、アニメ「タッチ」が10月5日(金)からHDリマスター版で初めて放送される。それを記念して、上杉達也役の三ツ矢雄二と浅倉南役の日高のり子を起用した“タッチ×BS12ch TwellV”のコラボCMが9月28日(金)から登場。収録を終えた三ツ矢と日高が囲み取材に応じた。コラボCMでは、あの名ぜりふの一部を変更した「上杉達也は世界中の誰よりもBS12chを愛しています」というせりふが聞ける。
久しぶりに上杉達也の声でアフレコに挑んだ三ツ矢は「『タッチ』が終わって随分経つんですけど、いまだに日高さんとは達也・南のコンビでセット販売されています。プライベートでも仲良くしておりますし、言って見れば親戚関係っぽくなっております。現場で普通にいられる一番心が安らぐ相手。(収録は)あっという間に終わってしまったのですが、何かほのぼのとした温かさが皆さんに届けばいいなと思っています」とコメント。日高も「フリートークだと私たちは漫才コンビみたいになってしまうのですが、久しぶりにマイクの前で決められたせりふをしゃべって、当時を思い出して懐かしかったです」と収録を振り返った。
さらに三ツ矢と日高の関係性について、日高は「最初は私が新人で、三ツ矢さんが先輩の師弟関係だったのですが、いつしか子が親を越すような感じに(笑)」と明かすと、三ツ矢も「今は面倒見られています。“介護”されています(笑)。テレビのバラエティーでみっともない姿をさらすような存在になってしまったこの僕を温かい目で見守ってくれています」と話し、記者たちの笑いを誘った。すかさず日高が「“みっともない”を“ゆかいな”に変更しておいてください」とフォローを入れ、日高の面倒見の良さが表れる場面も。
HDリマスターされた映像を見て、三ツ矢は「絵がとにかくきれいでびっくりしました。最近のアニメーションは手描きが少なくなっている中、絵の線に温かみがあって、昔のアニメーションのセル画の良さを感じ取ってもらえたらと思います。携帯電話やスマホやPCも出てこないですけど、そこに流れている感情は今も昔も変わらずにあって、その辺の物語の持つ心の駆け引きを感じ取ってもらえたらと思います」と感想を述べた。日高も「描き手が絵に演技をさせていると思うシーンがたくさんあるんです」と語り、また「『タッチ』を収録している時に、スタッフの方々が、一人も悪人が出て来ないすがすがしいアニメーションで、アフレコが終わったあとものすごく気持ちが良いんだよねという話をよくされていました。そんな爽やかさが心に吹き抜けるような瞬間をご家族で味わっていただければと思います」と作品の魅力をアピール。
最後に三ツ矢は「一発当てた演歌歌手みたいに、ずっと『タッチ』という作品だけで取り上げてもらえるのは幸せなこと。声を担当した私たちが取材でここに来ていますけど、一番の望みは、画面を見ている時に三ツ矢と日高の姿が見えずに、そこに見えるのは上杉達也と浅倉南の姿しか見えないというのが、声優としての本来ある姿だと思います。それに値する演技をしているつもりなので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです」とメッセージを送った。
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