毎週金曜に放送中のアニメ「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)の新主題歌が、10月19日(金)からきゃりーぱみゅぱみゅが歌う「キミに100パーセント」になることが分かった。これが初めての主題歌起用となるきゃりーぱみゅぱみゅは「『クレヨンしんちゃん』は全巻集めていたし、映画も必ず観ていたくらい、大好き! まさか私が主題歌を歌うことができるなんて全然思っていなかったので本当にうれしかったし、“歌手やって本当によかったー!”と思いました!」と喜びを語った。
「クレヨンしんちゃん」は、きれいなお姉さんとお菓子の“チョコビ”が大好きな5歳の幼稚園児・野原しんのすけが巻き起こす騒動と、振り回される大人たちの毎日を、ギャグをふんだんに交えて描いた臼井儀人氏の同名コミックが原作のアニメ。'90年8月に「weekly漫画アクション」(双葉社刊)で連載を開始し、'92年4月にはテレビ朝日でアニメ化、翌'93年には劇場版の第一作が公開。'11年にTVアニメ化20周年を迎えてからは、コミック、テレビ、映画とメディアをまたにかけて大々的に「クレヨンしんちゃん20周年プロジェクト」を展開してきた。そして、新たな歴史を刻む21年目を飾るオープニングテーマを、原作コミックを全巻持っているほどのしんちゃんファンだというきゃりーぱみゅぱみゅが歌うことに決定した。
「キミに100パーセント」は、Perfumeらを手掛けるヒットメーカー・中田ヤスタカ(capsule)氏が作詞作曲を担当。きゃりーらしく、ポップで思わず口ずさんでしまうようなキュートな楽曲となっている。きゃりーがアニメやドラマなどの主題歌に起用されるのはこれが初めて。歌の背景に流れるアニメも、キャラクターがダンスを踊ったり、CGシーンが挿入されるなど楽しいものになるという。また、レギュラー放送で流れるバージョンには、しんのすけも「だよねー」「ほいっ」「いや~」などの合いの手を入れて参加している。
新主題歌への起用は10月6日に行われた「テレビ朝日ドリームフェスティバル」に登場したきゃりー本人の口から発表された。さらに、“夢のコラボ”を祝して、ステージにスペシャルゲストとしてしんのすけが乱入。「おじゃましまうまー」とギャグを交えてステージに登場すると「(きゃりーぱみゅぱみゅという名が)難しい、お名前だなあ」といちゃもんをつけつつも、キュートなきゃりーに「会いたかったゾ~」と大興奮。「オラ、きゃりーぱみゅぱみゅちゃんに歌ってもらえて、やったーっていう、か・ん・じだゾ!」と新主題歌でのコラボを喜んだ。
会場に詰めかけた1万1000人の観客の前で、この新オープニングテーマを2人で初披露。きゃりーは“クレヨンしんちゃんテイスト”がプラスされた振り付けを踊りながら熱唱し、しんのすけはきゃりーの隣で、お尻をぶりぶりさせるオリジナルな振りを披露しながら、軽快に踊りきった。その軽やかなステップに、きゃりーも「しんちゃん、ダンス上手だね。踊りがキレっキレっで、ビックリしたよ! 本当にうれしかった!」と脱帽していた。
しんのすけとのコラボを初披露したきゃりーは「初代の主題歌『オラはにんきもの』も大好きでカラオケでもよく歌っていたので、本当に主題歌をやらせていただけるなんて光栄です。しんちゃんは、そこらへんにはいない、特別な5歳児。温かくて平和な気持ちにさせてくれるのに、なおかつ笑えるところが大好き! この曲は振り付けも簡単なので、小さい子供さんに歌って踊ってほしい! 毎週、皆さんに聴いていただいて、街で流行って“国民的ソング”になったらうれしいな」と、全国のチビッ子たちにアピールした。
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