「別に本拠地じゃないんだけどな…」高橋克典が“金曜ナイト復帰作”という表現に苦言!?

2012/10/08 12:55 配信

ドラマ

「匿名探偵」の会見に出席した高橋克典(中央)、山口大地、三浦理恵子、片瀬那奈、田山涼成(後列左から)(C)テレビ朝日

10月12日(金)よりスタートする、高橋克典の金曜ナイトドラマ“復帰作”「匿名探偵」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が10月8日、都内のスタジオで行われ、高橋、片瀬那奈、山口大地、田山涼成、三浦理恵子が登壇した。

同作は、古い雑居ビルに事務所を構え、仲介者を通しさまざまな依頼を請け負うハードボイルドな探偵(高橋)が、体を張って事件を解決していく姿を描くドラマ。探偵が時に聞いている方が恥ずかしくなるようなクサいせりふを並べつつ、裏切られ、傷つき、そして権力に踏みにじられながらも決して諦めず依頼人のために真実を求め続ける。さらに、彼はクールに見えて実は女性にはめっぽう優しく、弱いという一面を持ち、その性格ゆえ金にもならない女性絡みの面倒ごとに巻き込まれてしまう。高橋演じる探偵が持ち前の色気を駆使し、女性たちをとりこにしながらさまざまな悩みを解決していく。10月12日(金)の第1話では、ストーカー被害に悩む銀行員・映子(宮地真緒)の依頼を解決するべく探偵が奮闘する。

「特命係長・只野仁」とよく似たテイストのドラマということで、高橋は「これまでTDN(只野)を10年間やってきて、和気あいあい、かつしつこくやってきました。金曜の夜に面白いものを作ろうとやってきた思いは変わらなかったので、また、くだらないことを一生懸命やっています。何が変わったかって、こうして見ると何が変わったんだろう? 多少、田山さんが映った時にさらに画面が明るくなったかな。あとは僕のチョッキぐらい。片瀬さんが入って以前より大人かっこいい感じにはなりましたが、この10年間でギャラが上がった永井(大)と蛯原(友里)は出てないんですけど(笑)」と語り、司会者をたじたじにさせていた。

撮影現場の独特の雰囲気に、片瀬は「本当にアットホームで、真剣にエンターテインメントを作ってきたんだなあという感じがするんですよね。それからこのドラマには欠かせない“エロス”は受け継がないといけないなと思っていました。なので、頑張って出していこうと思います(笑)」と、大胆発言。また、只野シリーズでも共演していた三浦は「私は前回でもそうだったんですけど、ちょっと未知の世界の撮影が多いので…。どう未知なのかは見ていただいてのお楽しみですが、大抵監督さんが趣味で好きな世界を言ってくださるので、それになるべく近づけるように努力しています」と、改めて決意を語った。

一方、久々の“金曜ナイトドラマ復帰”というメディアの扱いについて、高橋は「金曜ナイトをやらせていただくということを聞いてから、前作(特命係長)…いや、別に続いてないですけど。新聞見たら、“金曜11時に高橋が帰ってくる。あの男が帰ってくる!”って書いてあって…。別に本拠地じゃないんだけどな(笑)。あくまでも僕の活動の中ではスピンアウトのつもりでやったところが、そう書いてあって。『金曜ナイトでまた高橋克典がやるのか!』という声がすごく多いんですよね。なのでそういう方の気持ちも考えて、ほとんど(やり方を)変えずにいこうかな(笑)。前作のTDNも最初は“普通のドラマ”としていこうと思っていたのに、いつの間にかおかしな感じに…。ほとんど視聴者参加型みたいになってきたので、今回もぜひ成長過程を一緒に応援していただき、参加していただいて面白いものを作り上げられたらいいですね」と、全国の“只野ファン”に呼び掛けた。