ゆずが、来年開催される「第80回NHK全国学校音楽コンクール」の中学校の部の課題曲を制作することが分かった。また、来年度の課題曲のテーマは「スタート！」と発表された。
同大会は、全国10万人の小中高校生が参加する日本最大の合唱コンクールで、毎年著名な詩人や作曲家、シンガーソングライターが課題曲を書き下ろしている。また、中学校の部では、中学生が自ら合唱したいと思うような曲を提供して、歌う喜びを広げていきたいというねらいがある。
NHKは「ゆずのお二人はことしデビュー15周年を迎え、国民的な人気を誇るアーティストでいらっしゃるだけでなく、ハーモニーを大切にして、ふだんの音楽活動でも度々合唱団と共演しているグループであることから、第80回の記念大会の課題曲を制作することになりました。合唱する10代に力強いメッセージを送っていただけることと期待しています」と起用した理由を明かす。
さらに「来年は僕たちゆずが、中学校の部の課題曲を担当します。僕たち自身もいつもハーモニーを大切に音楽をやってきましたが、たくさんの中学生の皆さんに歌ってもらう曲ということで、いつも以上にハーモニーとか、響きとかを大切に考えた曲を作りたいと思っています。テーマも『スタート!』ということで一歩を踏み出す勇気につながるような曲にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください！」とメッセージを送った。
出来上がった課題曲は来年2月に発表され、7月中旬から行われる都府県地区コンクールに向けて、各学校での練習が始まる。
高等学校の部では、作詞を史上最年少で中原中也賞を受賞した文月悠光が、作曲を新実徳英が担当し、小学校の部では第80回記念の特別な企画と共に後日課題曲制作者が発表されることになっている。