糸井重里らが語る映画監督・伊丹十三のスゴさとは?

2012/10/17 15:02 配信

芸能一般

「第1回伊丹十三賞」を受賞している糸井重里が、伊丹監督について語る写真提供:日本映画専門チャンネル

「マルサの女」('87年)や「ミンボーの女」('92年)など、'80年代から'90年代にかけてヒット映画を次々と世に送り出した名監督・伊丹十三。伝説の映画監督・伊丹万作を父に持ち、俳優としてキャリアをスタートした彼は、'97年に亡くなるまで、映画監督のみならず、エッセイスト、商業デザイナー、雑誌編集長など数々の分野で優れた才能を発揮した。

スカパー!やケーブルTV、ひかりTVなどで放送中の日本映画専門チャンネルでは、「伊丹十三劇場」と題し、彼の監督全10作品を完全放送中。さらに、それを記念し、伊丹監督の知られざる素顔に迫ったオリジナル特別番組「新・13の顔を持つ男」も制作された。この全4回の番組のうち、10月に放送される第3回のテーマは“宣伝する人”。CMクリエーター、映画プロデューサーとしても活躍した彼の“宣伝マン”としての側面にフォーカスしている。伊丹監督が演出し自ら出演した、西友の企業CMや味の素の商品CMといった懐かしい映像とともに、当時の関係者の他、伊丹監督の仕事ぶりに多大な影響を受けたという糸井重里にインタビューを敢行。伊丹監督のCMクリエイターとしての軌跡をたどっている。また、映画関係者にも取材し、インパクトの強い映画告知CMや、監督の枠を超えた映画プロモーションへのこだわりなど、伊丹監督の映画プロデューサーとしての姿も紹介する。

同じく10月に放送される「お葬式」('84年)、「タンポポ」('85年)と合わせ、さまざまな顔を持つ名匠・伊丹監督の魅力を再確認できそうだ。