渡辺謙が28年ぶりにパルコ劇場の舞台に立つことが明らかになった。渡辺が出演するのは、三谷幸喜が書き下ろした新作「ホロヴィッツとの対話」。
「ホロヴィッツとの対話」は、「コンフィダント・絆」('07)、「国民の映画」('11)に次ぐ三谷の海外芸術家シリーズ3作目となる作品で、渡辺は調律師フランツ・モアを演じる。
また、渡辺の妻・エリザベス役にはデビュー25周年を迎え今回が初舞台となる和久井映見が決定した。和久井は「今回初めて最初から最後まで“カット”の声の掛かることのない舞台の世界に、今はただただ緊張していますが、この仕事を続けてきて、今ここでまた自分の目の前に新しい扉をいただけることは、とてもありがたく幸せです」と率直な感想を語った。
さらに三谷作品について、「舞台を観せていただいた時のお客様の温かな笑い声と空気がいつも印象的で、自分も客席に座りながら、この仕事のすてきさをあらためて教えていただいた瞬間が何度もありました。その三谷さんの世界の中で、私も自分の役割をきちんと果たすことができますよう、一歩一歩しっかりと歩まなければと思います」と期待を寄せた。
一方、和久井について三谷は、「既にベテランの域に達した女優さんですが、まだまだ可能性を秘めていると僕は踏んでいます。割とこういう勘は当たるんです。彼女自身も知らない、新たな扉を開けたい」と意気込みを語った。
ほか、モアが支え続けた稀代の天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツには段田安則。ホロヴィッツの妻ワンダ・ホロヴィッツには高泉淳子らの出演も決まり、豪華な顔触れとなった。
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