NHK BSプレミアムで11月17日(土)スタートのスペシャルドラマ「償い」の試写会が、10月18日、都内にて行われ、出演者の谷原章介、芦名星が登場した。
本ドラマは、殺人事件と、それにかかわる人々を通して、人間の尊厳や生きる希望を問い掛ける感動ミステリー。将来を嘱望されたエリート脳外科医・日高(谷原)は、家庭を顧みずに息子を病死させてしまい、さらにそれを苦に妻・広恵(芦名)が自殺。絶望した日高はホームレスとなるが、流れ着いたとある町で事件に巻き込まれていく。谷原は同作で、連続ドラマ初主演を果たす。芦名は日高の妻役と、日高が流れ着いた町の住人・夕子の一人二役に初挑戦している。
完成した作品について谷原は「初めて連続ドラマの主演をやらせていただき、昨夜も頂いたDVDを見ようか迷ったのですがまだ見ていません。放送日の11月17日に視聴者の皆さんと同じく楽しませてもらおうと思いました。ご覧になって手応えはいかがでしたでしょうか?」と会場へ問い掛けると、記者たちからは拍手が沸き起こった。また、芦名は「今回、二役は初めてでしたが、(ストーリーの)順序通りに撮らせていただいたので、やりやすい環境を作っていただきました。『償い』というタイトル通り、人が償うことに重点を置いて描かれたすばらしい作品に携われたと思っております」と感想を述べた。
谷原はNHK総合で9月に放送されたドラマ「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂」にも出演していたが、この作品のクランクアップから1週間後に本作のクランクインを迎えた。「今回、ホームレスの役ということでおよそ9キロの減量をしました。前作の撮影中は極端に痩せることができませんでしたので、クランクアップの4日くらい前から急激に(体重を)落とし始めて、1週間後の(本作の)クランクインまでにおよそ7キロ減量しました。撮影が始まってからも、炭水化物を一切とらず、野菜サラダばかり食べていました」と過酷な役作りの裏側を語り、撮影中も「朝から晩まで毎日、片足に約1.3キロの足かせを付けて過ごし、重い足取りや体が疲れている感じを演出した」という秘話も告白した。
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