ぼつぼつと2013年の情報が流れ始めた連ドラシーン。ことしを振り返ると、武井咲が3クール連続の主役をはったニュースが記憶に新しい。3クールどころか、大河ドラマ「平清盛」の松山ケンイチは1年間、すなわち4クール連続で主役をはったともいえる。
では、2012年の連ドラシーンで松山ケンイチ以外にも、4クールとも連ドラに出演した俳優はいるのだろうか。そこで、主演、レギュラー出演、ゲスト出演を問わず、2012年の連ドラのオファーが絶えない役者たちをリサーチしてみた。まず、ことし大活躍の武井咲だが、新春クールはお休み。「平清盛」にも出演しているが、登場は4月からだった。ほか「平清盛」のキャストを見ると、松田聖子、上川隆也、深田恭子、加藤浩次、松田翔太、森田剛、藤木直人らが1~3月、4~6月、7~9月、10月~といずれのクールにも、どこかの回に顔を見せている。
リスト1には、4クールのどこかで連ドラの主役をはり、かつ4クールとも何らかの連ドラに出演した俳優をピックアップ。上川隆也は「平清盛」に出演しつつも、新春に「ステップファザー・ステップ」、夏に「遺留捜査」に主演。間の春クールは「私立バカレア高校」にレギュラー出演していた。武将をはじめ、怪盗、刑事、高校の理事長を演じ、確かな演技力を披露。若手ながら、千葉雄大は新春に「白戸修の事件簿」で主演し、その後「カエルの王女さま」「黒の女教師」に続き、今クールから「平清盛」で高倉天皇を演じている。ほか、松重豊は主演作「孤独のグルメ」がことし2度製作されたほか、3作品に出演。安田顕は地元の北海道放送製作「スープカレー」に主演をはじめ、4クール連続登板。山本耕史も新春に「くろねこルーシー」、夏に「薄桜記」(BSプレミアムで放送され、現在NHK総合で放送中)と2度主役を務め、今クールの「MONSTERS」にゲスト出演し、2004年の大河ドラマ「新撰組!」以来となる香取慎吾との共演を実現させた。女優の該当者は2人。前述の深田恭子の主演作は、放送中の「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」。もう1人は剛力彩芽で、新春に「ティーンコート」で単独としては連ドラ初主演。その後、「未来日記-ANOTHER:WORLD-」「Wの悲劇」「ビギナーズ!」で活躍し、今クールでは、「イロドリヒムラ」の第1回のゲストに選ばれた。
リスト2は、連ドラの主役ははっていないものの、4クールとも何らかの連ドラに出演した俳優編(「平清盛」以外の連ドラに出ていない松田聖子、加藤浩次、森田剛はリスト外)。バイプレーヤーがずらり顔をそろえた。田山涼成以外は「平清盛」に出演した顔ぶれ。田山は「ハングリー!」「家族八景 Nanase, Telepathy Girl's Ballad」「Answer~警視庁検証捜査官」「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」「GTO」「匿名探偵」と大河以外の連ドラで、4クールさまざまな役を演じ切った(しかも6作品中、4作品がレギュラー出演)。一方、紅一点、吉田羊の売れっ子ぶりがよく分かる。現在は「純と愛」でクールな接遇指導の担当役を好演。ほか、「平清盛」「最後から二番目の恋」「13歳のハローワーク」「最高の人生の終り方〜エンディングプランナー」「Answer〜警視庁検証捜査官」「GTO」「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」と、ゲスト出演が多いながら連ドラ出演本数は片手に余る。
すでに発表されている次期大河ドラマ「八重の桜」では、本リスト中、剛力彩芽と松重豊の出演が決定。今回リストアップされた俳優たちが、来年の連ドラでどんなポジションを築き、どんな役どころを演じるのか、期待しながら情報を待とう!
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