「男の子はああいうの好きだよね。エロも入ってるし、ドロドロの部分もあったりして」と石黒賢がニヤリ

2012/11/15 22:13 配信

ドラマ 芸能一般

BSジャパンにて12月8日(土)に放送される「黒い報告書」主演の石黒賢

12月8日(土)夜9時から、BSジャパン初のオリジナルドラマシリーズの第2弾「黒い報告書 女と男の事件ファイルⅡ 仮面」が放送される。その取材会が行われ、主演の石黒賢が出席した。

“黒い報告書”は「週刊新潮」で40年以上続く名物コーナーで、現実にあった男女の情痴が絡む殺人事件をもとに、新進気鋭の作家たちが腕を競って三面記事的な社会派エロティック小説に仕立て上げたもの。本ドラマは「週刊新潮」編集部を舞台に、“黒い報告書”担当編集者・真田淳一(石黒賢)が、個性豊かなゲスト女性作家とともに、二人三脚で事件を取材しながら悪戦苦闘して小説を練り上げていくという社会派サスペンスとなる。

主演の石黒は原作について「男の子はああいうの好きだよね。エロも入ってるし、ドロドロの部分もあったりして、読み物として思春期の頃から興味をもつ企画でした」と感想を語った。また、映画監督として活躍している深作健太監督や、篠原哲雄監督との撮影については「3~4ページをワンカットで長回しをするシーンが多かったですね。(ハンディカメラで撮影したため)モニターがないから自分がどういう芝居をしているか確認できないので、暗中模索しながら撮影しました」と振り返り、それぞれの監督について「深作さんは『こういう作品を作りたいです』という人。役者さんにも自分のイメージを言葉にするタイプの監督さん。篠原さんは役者が演じる様子を一度見て、自分がやってほしいことを静かに言うタイプですね」とコメント。続けて、「同じ作品をディレクターが変わるだけでこんなに作品としてのタッチが変わるんだなと思ったのは初めてです。それがすごく面白いです」と作品の魅力をアピールした。

さらに、ゲスト作家役で登場する広田レオナとは「29年前のデビュー作以来の共演で、まだ10代だった自分を知っている人と会うのは恥ずかしかったです。感慨もひとしおで、同窓会をしながら撮影している雰囲気で楽しかったです」、京野ことみとは「出会った頃は10代で元気はつらつとしていた印象だったのに、彼女自身も結婚されて女優として成長したなと感じました」とそれぞれと共演した感想を口にした。

本ドラマは『リア充の女』と『見つめる女』の2話で構成されているが、『リア充な女』というタイトルにちなんで「私生活で充実していることはありますか?」という記者からの質問に「リア充という言葉を知らなかったですよ。ドラマ内で『普段はそんなこと考えたこともない。仕事に忙殺されて』というようなせりふがありましたが、まさに僕自身もそうで。普段が充実しているからあらためて思わないのか、真田のように普段の仕事が忙しくて省みる時間がないのか分からないけど、幸せなのか分からないのというのは幸せなのかなと思いますね。今はおかげさまで“リア充”です」とニヤリとした表情で答え、記者たちを笑わせた。